じょんのび日本遺産

2020年12月13日(日)

山陰の旅

山陰地方には、美しい町並みが広がる2つの城下町がある。近代日本の出発点となった山口県萩、幕末期の風景を残す島根県津和野。歴史と文化の香る2つの町を平井理央さんが旅する。
最初に訪ねたのは明治維新の志士たちを数多く輩出した萩。志士たちの指導者、吉田松陰を祀る神社では、境内に残る松下村塾のわずか2間ばかりの小ささに驚く。萩の名産品のひとつ、夏みかんは維新後、失業した武士たちを救うために植えられたもの。夏みかんを丸ごと使った伝統の銘菓、夏蜜柑丸漬の上品な甘さを楽しむ。もうひとつの名産品、萩焼はやわらかな風合いで落ち着いた味わいの伝統の焼物。泡立ちがなめらかになるという萩焼のタンブラーでビールを試し飲み。そして、水揚げ量日本一のアマダイをお造りとから揚げでいただく。
続いて訪ねたのは山間の小さな城下町、津和野。幕末期の風景を描いた100枚の絵、百景図が残る。絵に描かれたかつての姿と現在の姿を比べ、町を楽しく時間旅行。さらに、藩を救った逸話を持つ銘菓、源氏巻や、名物の里芋を使った芋煮を味わう。最後に千本もの鳥居が壮観な太皷谷稲成神社をお参りして、旅を振りかえる。幕末から明治までの時代を映す、2つの町のじょんのび旅。

旅人:平井理央
ナレーター:斉藤由貴

ページトップへ戻る

関連リンク