じょんのび日本遺産

2020年8月30日(日)

富山の旅

富山県の高岡は商工業で発展し、町民によって文化が興り受け継がれてきた町である。江戸時代から鋳物や漆工などの生産がはじまり、港は米や綿、肥料などの交易拠点として「加賀藩の台所」と呼ばれる程の隆盛を極めた。現在でも町割り、街道筋、町並み、生業や伝統行事などに、高岡町民の歩みが色濃く残されている。
そんな高岡を中心に富山県を旅するのは女優の高島礼子さん。最初に訪れたのは北前船の中継地だった内川エリア。遊覧船に揺られながら、日本のベニスとも呼ばれる独特の景観をのんびりと楽しむ。続いては富山湾の宝石と名高い「白エビ」を味わいに老舗料亭へ。旬を迎えたこの時期、生でも揚げても美味しい白エビを堪能。その後は昔ながらの風情を残す通りをそぞろ歩き、今もしっかりと受け継がれている鋳物文化に触れる。また、伝統の技を現代風にアレンジし躍進する鋳物メーカーを訪ね、オリジナルのぐい呑づくりを体験する。さらに、奈良、鎌倉に並ぶ、日本3大大仏のひとつ、鋳物でつくられた「高岡大仏」を参拝。その他、懐かしいラムネや名物の氷見牛も堪能。見て、触れて、味わってと富山の伝統を五感でとらえるじょんのび旅。

旅人:高島礼子
ナレーター:森本レオ

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