じょんのび日本遺産

2020年4月19日(日)

日本国創成のとき〜飛鳥を翔た女性たち〜

今から1400年前の飛鳥時代は女性が大いに活躍し、輝いた時代だった。天皇の半数は女帝であり、政治・文化・宗教の各方面で女性が我が国の新しいかたちを産み出し、成熟させていった。
日本国創成の地である飛鳥は日本史上、女性が最も力強く活躍した場所でありその痕跡が色濃く残る地である。そんな飛鳥のストーリーは2015年に日本遺産に認定されている。また、飛鳥の南に広がる紀伊山地には、吉野や高野山、熊野三山などの霊場が広がる。
今回、旅をするのはナタリー・エモンズと村尾信尚。
最初に訪れたのは桜の名所、吉野山。一目で千本もの桜が眺められることから「一目千本」と呼ばれる桜の美しさに息を呑む。吉野山の中心・金峯山寺では桜の時期に御開帳している秘仏・蔵王大権現を間近で拝み、その荘厳な姿に圧倒される。続いて訪れたのは「奈良の大仏」として親しまれている東大寺の盧舎那仏像。奈良時代、飢饉や疫病が相次ぐ中、人々と国の安寧を祈り造立された巨大な仏像である。旅の2人も平和な世の中を祈り参拝する。さらに2人は空海が真言密教の道場として開いた高野山へ。空海の教えの根本にあるのは「人々の救済」だった。宇宙の真理を表しているという色鮮やかな仏像群や多くの人々が安らかに眠る奥の院を訪ね、空海の思いに触れる。古から続く霊場を巡り、祈りを捧げるじょんのび旅。

旅人:ナタリー・エモンズ&村尾信尚
ナレーター:斉藤由貴

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