じょんのび日本遺産

2020年3月1日(日)

日本海の風が生んだ絶景と秘境―幸せを呼ぶ霊獣・麒麟が舞う大地「因幡・但馬」―

日本海から吹きつける季節風が創り上げた日本最大級の鳥取砂丘。目に見えぬ風の姿がさざ波模様の風紋に映し出され、海岸を進むと風が起こす荒波に削り出された奇岩が連なる。中国山地へと急流を辿ると、風がもたらす豪雪に育まれた杉林を背に豪邸が佇む。さらに源流へと分け入ると岩窟の中に古堂が姿を現す。これらは日本海の風が生んだ絶景と秘境である。人々は、厳しい風の季節での無事とそれを乗り越えた感謝を胸に、幸せを呼ぶ麒麟獅子を舞い続け、麒麟に出会う旅人にも幸せを分け与えている。風が生んだ絶景と秘境のストーリーは2019年に日本遺産に認定されている。
今回、鳥取と兵庫を旅するのはナタリー・エモンズと村尾信尚。
まず最初に訪れたのは鳥取を代表する名所「鳥取砂丘」。一面に広がる砂の世界で風が描いた砂のアートに出会う。馬の背と呼ばれる丘を登りきると眼下には雄大な日本海が。2人は静かな入江の漁村を訪ね、旬の松葉ガニを堪能。日本海からの風が育む杉で財を成した豪商の家では、杉をはじめ様々な木材が贅沢に用いられており、その圧倒的な存在感に感動する。続いて、かつては木材を運んでいいた若桜鉄道に乗り、じょんのびと電車の旅を満喫。風がつくり上げた秘境では洞窟に建てられたお堂を訪ね、その厳かな雰囲気に息を呑む。さらに2人は兵庫県但馬地方へ。
新温泉町の秘湯では日本一熱いといわれる源泉を発見。足湯に浸かりながら温泉卵を作り味わう。
ナタリーさんは温泉街の湯に浸り、旅の疲れを癒す。最後に2人が訪れたのは絶景で知られる竹田城跡。霧に包まれた幻想的な雰囲気の中で旅を振り返る。日本海の風とともにめぐる、じょんのび旅。

旅人:ナタリー・エモンズ&村尾信尚
ナレーター:斉藤由貴

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