はじめまして。
今回からこちらのHPにて、つらつらとコラム的なものを書かせていただくことになった、『殿』こと、ビートたけしの57番目ぐらいの弟子であり、当番組で、“ブレーン”なるものをやらせていただいているアル北郷と申します。
コラムのタイトルどおり、土曜の夜、本番前、僕が至近距離で垣間見た殿、そして殿にまつわるその風景を、書きあげお届けするつもりです。
楽しんで読んでいただければ幸いです。是非。
で、
いきなりですが、まず写真をどうぞ。
これ、当番組の“たけしの三面記事”コーナーにて毎度登場する“一応は謎”ということになっている、事情通の収録風景です。
こういった、はっきりと“おかしな変装”をして、さらにおかしな事情を、毎回異なるキャラで語る“自称事情通”を殿はもう200回以上もこちらの番組にてやられています。
僕がいつも驚くのは、殿は放送当日、20時過ぎにTBSの楽屋に入られると、すぐに事情通のコメント原稿をチエックし、着替え、メイクし、変装し、写真のような形での収録をするまで、わずか5分程度なのです。
ようするに、楽屋にきて5分後には、こういったあきらかにおかしなかっこうで、おかしな事情を、毎回異なるキャラになりきり演じているわけです。
それも毎週。
今や映画監督として“世界の北野”と呼ばれ、さらにはフランスから勲章を頂くという、実に文化的な香りが色濃くたちこめる殿です。
が、
毎週土曜、この事情通の収録現場を至近距離で見ていていると、弟子の立場で生意気ですが、「殿はやはり生涯コメディアンあり、芸人である」と、強く思うのです。
殿の数あるレギュラー番組の中で、報道を扱うこの番組が、僕にとって、今一番“芸人たけし”を、色濃く感じ取れる番組だったりしています。
2013.4.6 アル北郷
生年月日:1968年11月4日
出身地:香川県
1989年にビートたけしに弟子入り漫才師として「ダウソタウソ」「ウッチャソナソチャソ」「ダッチョ倶楽部」など師匠につけられたパチモノのコンビ名で活動。現在は「情報7daysニュースキャスター」などで自称ブレーンを務める。
生年月日:1971年8月26日
出身地:東京都
96年、ビートたけしに弟子入り。
08年、映画「アキレスと亀」にて東京スポーツ映画大賞新人賞受賞。
現在TBS系「情報7daysニュースキャスター」ブレーン。「週刊アサヒ芸能」にて「決して、声に出して読めない たけし 金言集」好評連鎖中