特集
注目の!ボン世界遺産委員会 現地リポート
6月28日より、第39回世界遺産委員会がドイツのボンで行われています。その模様を世界遺産のスタッフが現地からレポートしていきます。 レポートは到着次第、特集ページにアップしていきますのでお楽しみに!
委員会報告6 イエメンのふたつの旧市街が危機遺産入り
7月2日(木)
ボンの世界遺産委員会では、危機遺産をめぐる審議がつづきました。
今日、新たに危機遺産リストに登録されたのは、二件ともイエメンの世界遺産。「サナア旧市街」と「シバームの旧城壁都市」です。イエメンでは政権とイスラム教シーア派武装組織の戦闘が激化していて、すでにこうした文化財にも被害が及んでいます。
一方、今年4月の大地震で大きな被害を受けたネパールの世界遺産「カトマンズの谷」は、現地調査を行った上でということで、今回は危機遺産登録は見送られました。

危機遺産になった「サナア旧市街」

危機遺産になった「シバームの旧城壁都市」

大地震で被害を受けた「カトマンズの谷」
この日の夜、ユネスコ世界遺産センター主催の「パートナーシップ・イベント」が開かれました。これはセンターとパートナーシップを結んでいる企業・団体が活動報告するものです。当番組「世界遺産」もパートナーシップを結んでいて、パンフレットにも登場しています。
面白かったのは、通販でおなじみのスチームクリーナーのメーカー、キルヒャー。ドイツの企業ですが、世界遺産をクリーニングする活動をしているそうで、世界遺産「アーヘン大聖堂」を清掃していることなどが紹介されました。

パンフレットに「世界遺産」も登場

キルヒャーの活動報告
明日からは、いよいよ新規登録の審議が始まります。「明治日本の産業革命遺産」はどうなるのか、ご注目ください。
プロデューサー 堤
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