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2018年1月21日放送
パンタナール保全地域

ワニを食うジャガー

ジャガーの主食は300万頭もいるワニです。ワニを探すためパンタナールのジャガーは川に入り、泳ぎます。そしてワニに強力なアゴで噛みつきます。豊富な獲物のおかげで、パンタナールに棲むジャガーはアマゾンなどに比べ1.5倍も体が大きいのです。

川辺にジャガー

ジャガーが川辺にくるのは、雨季と乾季の自然環境の変化によるものです。雨季には水浸しとなり魚が湿地全体に広がります。乾季に現れる草原にはオオアリクイなどの陸上動物が現れ、川には魚が集中します。結果、ワニもジャガーも川辺に集まるというわけです。

人とジャガーの闘い

パンタナールは9割以上が個人所有の牧場です。牛を襲って食べるジャガーはかつて害獣として駆除されました。それは人とジャガーの壮絶な闘いの歴史でした。ハンターは皮が高値で売れるため、銃では無くヤリでジャガーの心臓をひと突きしたのです。

ブラジルの内陸部に広大な湿地があります。日本の本州と同じくらいの土地が、雨季と乾季で半年ごとに湿地・草原と姿を変えます。番組では以前雨季の取材を行いましたが、今回は乾季の真っ只中。この地に棲む最強の動物が猛獣ジャガーです。近年、川沿いでジャガーが頻繁に目撃されているとの情報をもとにボートで探索。するとジャガーが川沿いに現れただけでなく、泳いで川を渡ったり、狩りをする場面にも遭遇しました。