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2017年2月12日放送
スレバルナ自然保護区

ビックリ!島が動く

スレバルナ自然保護区の中央に湖があります。周りを取り囲むのは葦。葦の根は水底から離れています。
鳥たちはこの葦の浮島で子育てをします。水かさが増しても決して沈むことのない安全な場所だからです。

鵜から横取り!ペリカンの漁

スレバルナ湖で最大の鳥類ニシハイイロペリカン。彼の漁は独特です。
鵜の群れが湖の淵に小魚を追い込んだところで横取りするのです。
自分たちより大きなペリカンを前に鵜は為す術がありません。

タニシ(貝)を食う!ナゾの水中植物

スレバルナ湖には、不思議な水中植物がいます。
小さな粒のような葉を持ち、その粒で水中の生物を捕えて栄養分を吸い取るのです。

ヨーロッパを貫く大河ドナウ。毎年のように雪解け水で水かさが増し、陸地へ溢れ出します。
その氾濫源として生まれたのが「スレバルナ自然保護区」です。
3×4kmほどの狭いエリアに約100種の鳥類が、毎年繁殖のためにやってきます。
中でも注目は絶滅危惧種のニシハイイロペリカン。彼らはスレバルナの葦の湿地を好み、ここでおよそ半年子育てをします。
番組では警戒心の強い野生のペリカンを間近で撮影しました。

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