放送アーカイブ

2016年11月20日放送
ナンマトル遺跡

その数100!海に浮かぶ謎の人工島

幅1.5キロ、奥行き700mの海域に広がる100の人工島。
文献が一切なく、口頭伝承によると、島にはそれぞれ役割があったとか。
島の痕跡から紐解くと、歴代の王の墓、料理をするための島、治療をするための島など計画都市の姿が浮き彫りになりました。

海の民が愛したネバネバ飲料

かつて王も飲んでいたというここだけの伝統飲料<サカオ>。
苦くてねばねばした飲料ですが、これを飲むと穏やかでいられるのだとか。
争いもない平和な王朝時代、その暮らしを今なお島に残る伝統から紐解きます。

50万本!火山が生んだ六角柱

巧みに組み合わされた石造りの海上遺跡の建造物。
約50万本の石をよく見るとその多くが六角柱であり、それは同じ島内で自然に生まれた石であることが分かりました。
遺跡から30キロ、向かった石切り場は火山の痕跡である巨大な柱状節理でした。

西太平洋、ミクロネシア連邦のポーンペイ島にある100の人工島「ナンマトル遺跡」。
はるか昔、カヌーでアジアから海を渡ってきた「海の民」が開いた王朝の遺構で、2016年に世界遺産に登録されたばかりです。
石造りの海上都市は世界でもここだけ、その謎めいた遺跡は、太古に消えたムー大陸の都だったのではといわれました。
番組は、水上からカヌーで、空からはドローンで撮影!その全貌を明らかにします。