放送アーカイブ

2016年2月14日放送
フエの建造物群

生きていた!105歳の宮廷楽師

中国から伝わった「雅楽」は、ベトナムでは「ニャーニャック」という宮廷音楽になりました。
王朝時代を知る105歳の宮廷楽師の家を訪ねると、今でも元気に孫やひ孫に楽器の演奏を教えていました。

茶碗の破片でよみがえる王宮

ベトナム伝統のモザイク装飾。茶碗やビールの破片を壁や屋根飾りなどに貼って美しい模様を描くのです。
皇帝の墓を飾るモザイクの壁には、「TOKYO」という文字が入った日本の古いビール瓶がありました。

ラストエンペラーの優雅な生活

ベトナムの避暑地ダラットには、最後の皇帝バオダイの夏の離宮がありました。
ラストエンペラーは優雅な生活を続けたのです。
けれど滅亡の日がやってきます。バオダイが最後に訪ねたのは、愛する母の家でした。

ベトナムの古都フエは、19世紀の初めから150年続いた王朝の都です。
フォン川のほとりに王宮や歴代皇帝の廟が築かれました。
中国の都を手本にした王宮やヨーロッパの城のような皇帝の墓もつくられ、国際色豊かな宮廷文化が生まれたのです。
けれどフエの王宮は、ベトナム戦争により破壊され廃墟と化しました。
番組では20年前に取材した映像を交え、現在も続く王宮の修復工事や王朝時代を知る人物を追跡取材しました。

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