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2015年4月26日放送
イエローストーン国立公園

世界一沸騰する公園

世界の半数以上500もの間欠泉が集まるイエローストーン。
間欠泉は地下水が地熱で温められ気化し吹きあがる現象。
間欠泉は昔から観光客に人気で、公園にはこの噴出時間を知らせる予報官がいる。

オオカミ復活大作戦

かつて家畜を襲う害獣として駆除され絶滅したオオカミ。
しかし1995年カナダから14頭のオオカミを移入。
20年ほど経ち、オオカミが数を増やし、増えすぎたエルクの数も調整され、ビーバーまでもが戻ってきた。

微生物がつくった七色の温泉

イエローストーンの大地にある、鮮やかな七色の温泉。
この温泉の色はそこに住む微生物の営みで作られたもの。
この微生物の研究にNASAが注目。微生物を研究することで、地球外生命体を探す手がかりになるという。

ロッキー山脈の山中、標高2000mにある公園は10月から3月頃まで深い雪に覆われる。
500もの間欠泉が集まる世界最大級の熱水地帯は、冬、吹き出す熱水や水蒸気が寒さで際立つ。
それらはすべて地下にあるマグマが引き起こす現象。公園の平原は64万年前の巨大噴火でできたカルデラだった。
巨大噴火は「七色の温泉」をも作った。ここは野生動物の王国でもあり、絶滅したオオカミやビーバーの生態系が戻りゆく姿を追う。

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