放送アーカイブ
2014年8月24日放送
ココ島国立公園
世界でここだけ!歩く魚
水深35メートルの砂地に、歩く魚を見つけました。
足のように見える、胸ビレと腹ビレを動かしながら泳ぐ不思議な魚。
唇がバラ色であることから、ロージーリップド・バットフィッシュ。
遠くまで泳げないことから、独自の進化を遂げ、ココ島の固有種となったのです。
探検!潜水艇で深海へ
ココ島の周りの海は、深海へと落ち込んでいます。
小型潜水艇で光の届かない世界を目指しました。
出会ったのは、潜水艇のパイロットもはじめてだという新種のウツボ。
世界屈指の豊かな生態系を持つこの海には、まだまだ未知の生き物たちが暮らしているのです。
エイの大行列!恋の季節
他の海では見ることのできない、圧倒的な数のエイの群れ。
先頭を行く一匹のメスをオスたちが追いかける珍しい求愛行動です。
ココ島一帯が、雨季に入る5月から魚たちの繁殖期は始まります。
原初のままの海を繰り返し守ってきた、変わらぬ命の営みです。
中央アメリカ、コスタリカの南西550キロに位置する「ココ島国立公園」。
小説「宝島」、映画「ジュラシックパーク」のモデルにもなった太平洋最大の無人島です。
火山活動により250万年前に隆起したココ島には、いくつもの海流がぶつかり、深海から爆発的に栄養分が渦巻く壮大な食物連鎖を引き起こしています。
固有種から大型回遊魚までが集まり、そこには原初の海、まさに奇跡の光景が広がっていました。
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