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2014年6月8日放送
パリのセーヌ河岸

250キロ!パリの地下空間

パリの象徴ノートルダム大聖堂建設にあたり大量の石材が必要となった。
その石はパリの地下から掘り出された石灰岩。
パリの石は色が白く質が良かった。
パリの地下にはその頃の採石場が250キロも続いている。

ルーヴルに謎の地下要塞

世界有数の美術館として知られるルーヴル美術館。
ここはセーヌの川沿いに建てられた街を守る要塞だった。
30年前の発掘で地下に中世の要塞が発見された。
要塞は王の華麗なる宮殿、そして美術館へと変貌していく。

600万体!地下に眠る人骨

中世のパリは路地裏に家が並ぶ混沌とした街だった。
19世紀、街を大整備したのがナポレオン3世。
道幅を広くし建物高を揃え、整理された街だったが、その区画整備によって地下には600万体もの人骨を収めた空間が生まれた。

パリのセーヌ河岸には、およそ5キロに渡り美しい建築が連なる。
ゴシック聖堂の傑作ノートルダム大聖堂、ルーヴル宮殿、エッフェル塔。
中でも15世紀までの建造物は、パリの地下からあますことなく掘り出された「白い石」によるものだ。
19世紀、ナポレオン3世の大改造によって近代都市へと生まれ変わったパリ、その際にはパリの地下に謎の空間を作った。
美しいパリの街並みに隠された、「地下空間」に潜入します。

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