放送アーカイブ
2014年5月11日放送
ナミブ砂海
赤と白の砂漠の謎
海辺にある砂丘は白い砂、でも内陸に行くと赤い砂丘となっている。
2つの色の違いは、砂の古さにありました。はるか彼方の南アの山から川に流され2000kmも旅した砂が、風で内陸まで飛ばされる間に赤く変わるのです。
霧を集めるヤモリの目玉
ナミブ砂漠には週に数回、霧が発生します。
雨の降らない砂漠で生き抜くために、生き物はこの霧を取り込むために進化しました。
ここだけに住むヤモリは、大きな目玉に霧を付け水滴となったら舌で舐めとるのです。
“奇想天外”という植物
砂漠の中に突如現れる巨大な植物群。直径は2m、寿命は1000年以上と言います。
その名も日本名で「奇想天外」。
雨の降らない砂漠ですが、地下深く30mに水脈がありそこまで長い根を伸ばしていたのです。
ナミブ砂海は自然遺産の登録条件をすべて満たしています。
しかし、広大に広がる砂漠の景観美はわかりますが、多様な生物が果たして生息しているのか?
雨はほとんど降らず年間降雨量は20mm程度、日中は気温40度にもなる大砂漠。
生物などとても暮らせないような世界ですが、実はユニークな生き物たちの宝庫なのです。
今回は砂漠に生きる動物たちのユーモラスな生態や、世にも珍しい植物など盛りだくさんでご紹介します。
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