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2014年1月5日放送
イタリア・スペシャルI トスカーナ 5000年の旅

ドロミーティ

3000m級の尖った岩山が連なる絶景の地。石灰岩が変質したドロマイトは硬く、氷河に削られても岩山が壁のように残ったのです。

アルプス山系の先史時代杭上住居跡群

アルプス地方の湖で発見された、おびただしい数の杭。調査により4000年前の住居跡と判明しました。

ヴェローナ

紀元前1世紀から栄えたアルプスとローマを結ぶ交通の要衝でした。旧市街の門やフォーラム、円形闘技場など、古代ローマの遺跡であふれています。

シエナ歴史地区

トスカーナの小高い丘に築かれた都市国家。繁栄を支えたのはシエナ独特の水利システム、25kmにもわたる地下水道でした。

オルチア渓谷

もともとは農耕に向かない荒れ果てた土地。けれど中世の時代に多くの農民が入植して大地を耕し、豊かで美しい渓谷の景観を生みました。

フィレンツェ歴史地区

ルネサンスの花が開いたトスカーナの中心都市。18世紀に創業したシルク工場では、今もダ・ヴィンチの考案した糸巻き機が使われていました。

イタリアの旅1回目はアルプスからトスカーナへ。5000年の歴史をたどります。
アルプスの氷河で発見された冷凍ミイラや住居跡から判明した太古の暮らし。
古代ローマの時代に栄えたヴェローナは、「ロミオとジュリエット」の舞台でもありました。
中世になるとトスカーナには多くの都市国家が生まれます。
2大強国はシエナとフィレンツェでした。
シエナでは蒸気機関車に乗り美しい渓谷へ。
そして、ルネサンスの都を目指します。