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2013年12月15日放送
タブリーズのバザール

世界最古のショッピングアーケード

バザールとは、屋根付きの市場のこと。
ここでは1000年以上前から強い日差しや雨を避けて買い物をすることが出来た。
長いアーケードが生まれた背景には、古代ペルシア発祥のドーム屋根の建築技術があった。

隊商が生んだシルクロードの華

高原に今も姿を残す、シルクロードの隊商宿(キャラバンサライ)。
バザールの中にも、隊商宿の跡が20以上、埋もれるように残っている。
かつて異国の品が次々に運ばれてきたその場所こそ、巨大バザールの原点だった。

ペルシア絨毯づくりの秘密兵器!

タブリーズの特産品は超高級絨毯。
男性の職人が太い指でも素早く細かく織れるよう、秘密兵器が考案された。
「コブラ」と呼ばれるその道具を巧みに操り、2〜3年かけて織り上げられる細密な絨毯は、まさに美術品。

イラン北部。高原の街タブリーズは、かつてシルクロードの重要な交易拠点でした。
ここに生まれた巨大バザールは、1000年以上に渡り東西世界をつなぐ要となり、いまも活気に満ちています。
迷路のようなアーケードは全長6キロ。7000もの店に、ありとあらゆる品物があふれます。この街独特の技法で織られるペルシア絨毯は、一枚数百万円という超高級品!世界中に輸出されてきました。
時を超えるペルシアの市場と出会います。

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