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溶岩流を爆破！ダイナマイト作戦

1983年、エトナ山の大噴火が起こります。噴出した溶岩流が麓の町に迫りました。
その時、ダイナマイトで溶岩の流れを変える作戦が決行されたのです。
決死隊が組まれ、溶岩の土手を爆破。町は見事に救われました。

発見！火の山に氷の洞窟

エトナ山には250個もの洞窟があります。標高2000mほどの中腹には不思議な氷の洞窟。一年中、氷が溶けません。かつて夏には氷を切り出していました。シャーベットの発祥は、エトナ山の氷といわれています。

シチリア壊滅！よみがえった街

1669年の大噴火は凄まじいものでした。溶岩流は麓の港町カターニアにまで達したのです。
けれど町は逞しく復興します。
カターニアの人々は、流れてきた溶岩を建材にしてバロック様式の町並みを築いたのです。

火山の国イタリア。なかでもシチリア島のエトナ山は、毎年十数回の大噴火を起こすヨーロッパ最大の火山です。
誕生は50万年前の海底火山の活動でした。
紀元前から残る記録によれば、エトナ山は幾度となくシチリアを壊滅させました。巨大噴火による大地震や溶岩流が、町を破壊し飲み込んだのです。
エトナ山の標高は3340m。取材班は、活発な噴火活動を続ける火口や溶岩洞窟をめぐり、火山が生んだ驚異の世界に出会います。

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