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2012年11月25日放送
アラスカ・カナダの氷河地帯II

奇妙な生き物の博覧会

体長50cmを超える世界最大のヒトデ、浅瀬に生息する深海魚、海底に身を潜める不気味なカニ、1日に25cmも成長する海藻…。
奇妙な生物で溢れる海を育んだもの、その正体は氷河でした。

ザトウクジラ 驚きの頭脳プレー

夏になると豊富な餌を求めて、ハワイ沖からやってくるザトウクジラ。
彼らは、時に20頭もの集団で漁を行います。
体長15mもの巨体を支えるため、クジラ達は知恵を絞り、効率良く小魚の群れを丸呑みにする方法を編み出していました。

なぜ、氷河が森に?

ここ200年間に起こった氷河の急激な後退によって、長さ100kmにもなる入り江が生まれた氷河湾。
そこでは驚異的なスピードで森が甦っていました。
森の再生には、ある樹木の存在と、海岸沿いに広がる山岳地帯ゆえの地形が大きく影響していました。

アラスカ・カナダの国境に広がる、世界最大級の氷河地帯。
その南にあるグレーシャー・ベイ(氷河湾)は、アラスカ屈指の野生動物の楽園です。
しかし、そこは200年前までは一面氷に覆われた世界でした。
なぜ、氷が消えた入り江に命が根付き繁栄したのか…。
氷河と海と森が織り成す、不思議な世界の謎に迫ります。