放送アーカイブ

2012年9月30日放送
ポントカサステ水路橋と運河

水上の馬車 ナローボート

世界中でイギリスにしかない細長いボートのことを“ナローボート”と呼びます。
ナローボートが進む水路も独特。その横幅は狭く、一艘しか通れないほど。
この船、昔はエンジンがなかったため馬が引っ張っていたとか。まさに、水上の馬車です。

船が飛ぶ!? “空中運河”

空中運河を船が飛びます。それは一滴の水も漏らさない鉄製の水路橋でした。
産業革命時代に土木技術が発達し、世界に2つとない傑作が生まれたのです。

英国風スローライフ

老後を迎えた熟年夫婦の間で、ナローボートで全国を巡る旅が流行しています。
時速5kmのスローな船でしか味わえない、英国風スローライフを探ります。

緑豊かなウェールズの丘陵地帯。ここに産業革命の時代を象徴する土木建築が造られました。
イギリスで一番の大きさを誇る「ポントカサステ水路橋」です。この橋を中心に18kmの運河が
世界遺産に登録されました。イギリスは鉄道発祥の国として知られますが、実は“運河王国”としても有名です。かつて全国に6千km以上もの運河が掘られ、広大な物流網が生まれました。
運河によって産業革命は支えられ、やがて大英帝国誕生へとつながっていくのです。
番組ではイギリス式のユニークな運河スタイルと、運河に寄り添って生きる人々を描きます。