放送アーカイブ
2012年2月12日放送
トゥルカナ湖国立公園群
アフリカを引き裂く湖
巨大なトゥルカナ湖には噴火でできた島がいくつもあり南島、中央島が世界遺産となっている。
無人島にはフラミンゴやナイルワニが暮らし、日々厳しい生存競争を繰り広げている。
砂漠に川が生まれた!
砂漠地帯に取材中突然雨が降った。すると、砂漠だった大地に突如川が生まれたのである。
その決定的瞬間を撮影隊は捕えた。
実はそうした川が大地を潤し、わずかな緑を求めて動物が集まっていたのである。
猿がヒトになった大地
大地溝帯が生まれる以前は森が広がっていた。
しかし西側が乾燥し、サバンナが生まれたことで森に暮らした人類の祖先は歩き出したのである。
人類発祥の地を裏付ける化石の発掘現場で出会った物とは。
ケニア北部にあるトゥルカナ湖は南北に260キロ、大地溝帯に沿ってできた古代湖である。
湖の周囲に果てしなく続く荒野には数少ない動物が生息し、マグマでできた島にはナイルワニが棲む。
しかしそこは人類発祥の地でもある。火山灰に覆われた大地から160万年前の人類の祖先の骨が発掘されたのだ。
過酷な環境でヒトは森を離れ、大地に立ち、地球の果てまで歩いて行った。
今も灼熱の砂漠が広がるその地へ撮影隊は向かった。
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