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2012年1月15日放送
文明クルーズII 長江 謎の古代王国へ

三江併流

長江、メコン川、サルウィン川。
3つの大河の源流が170キロにわたり平行して流れる雲南省の山岳地帯。
そこは、16の少数民族が平和に暮す理想郷です。

麗江

果てしなく続く甍の波。どこか日本の風景を思わせます。
麗江には少数民族が暮してきました。
「トンパ文字」は実際に使われている世界で唯一の象形文字です。

楽山大仏

川沿いの断崖にたつ世界最大の大仏。
船の事故が多かった難所に、治水工事を兼ねて造営されました。
掘り出す祭に出る膨大な石を川底に敷きつめたのです。

黄山

峰々にわき立つ雲海。
その幻想的な光景は、中国人が愛する深山幽谷の世界でした。
古来、文人が賛美し山水画にも描かれてきた名山です。

明・清朝の皇帝陵墓

南京を都とした明王朝の初代皇帝の墓。
その権力は絶大で、各地から納めさせた建設用のレンガの数は3億5千個といいます。

蘇州古典庭園

東洋のベニスとうたわれた蘇州。
中国人は都会の真ん中に山水画を思わせる庭園を生みました。
人工的につくられた深山幽谷の世界です。

シリーズ後編は、悠久の大河・長江の旅。
中国といえば四大河文明のひとつ黄河文明を思い浮かべますが、近年の発見で、長江流域にも独自の文明が存在していたことが判明しました。
4500年ほど前から栄えた謎の古代蜀王国。それは三国志に登場する蜀の国の元になりました。
さらに中流域で1万年前の古代米が発見され、稲作文化の発祥地ということが分かってきました。
重慶からは豪華客船で三峡を下り、上海を目指します。

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