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2011年9月4日放送
コパンのマヤ遺跡
隠された赤い神殿
コパン最大の神殿の内部にはいくつもの神殿が隠されていた。
それは赤く彩られ王の即位の度に増築されていった。
その最深部から発掘されたのはなんと丸いゴーグルをかけた王の像だった。
草原に埋葬された王
中村氏の発掘により、中心地から離れた場所に王の墓が見つかった。
それは今は牧草地となった何の変哲もない場所。
そこからはヒスイの棒状の胸飾りだった。
滅亡を告げる文字
コパンの遺跡の中に完成を見る前に、完成間近で放棄された石碑がある。
それは遠く離れた都市との攻防によりコパンが滅亡したことを示すものだった。
その背景には各国を結んだ交易があった。
マヤ文明の中で、最も芸術性の高い都とされるコパン。
3mもの「ステラ」と呼ばれる石碑や赤の色鮮やかな神殿など芸術性の高い遺跡が数多く見つ かっている。
キニチ・ヤシュ・クック・モという王が築き、16代400年に渡って栄えた。
ゴーグルをかけた不思議な姿で描かれる初代王は、そもそも実在した人物なのか?
日本人考古学者・中村誠一氏が地道な発掘の末、マヤの滅亡に至る物語を紐解いていく。
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