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2011年8月7日放送
アムステルダムの17世紀の環状運河地区
海抜0mを支えた杭
海抜0m以下の水浸しの土地にあるアムステルダム。
軟弱な地盤に街はどのように造られたのか?
その解決方法のヒントは、”木の杭”でした。
オランダの“町家”
運河沿いには、間口が狭く、同じ幅の家々が立ち並びます。
まるで京都の町家のよう。400年前の都市計画の時から、土地を合理的に利用するよう計算されたものでした。
世界を制した海の商人
17世紀、世界で最も繁栄した商業都市といわれるアムステルダム。
その富を支えたのが、世界の海に繰り出した海の商人たちでした。
さらにオランダ商人たちは、独自の文化、芸術、産業を生み出し、発展させたのです。
オランダの諺は伝えます──。
“世界は神がつくったが オランダだけはオランダ人がつくった”
国土の4分の1が海抜ゼロメートル以下にあるオランダでは、昔から度重なる水害に苦しんできました。人々は水を制するため、自らの手で堤防を築き、干拓をして、水路を掘り、ゼロから街を造り上げてきたのです。
そして、17世紀、世界に例のない都市が生まれました。
5本の運河が扇の形のように取り巻く独特な街は、後の港湾都市のモデルにもなったとか。
2010年に世界遺産に登録されたばかりのアムステルダム。その魅力をいち早くご紹介します。
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