放送アーカイブ

2010年3月14日放送
カナイマ国立公園II

独自に進化した生物

穴の中には、穴底だけにしか生きない植物や昆虫が存在していた。
厳しい環境に適応して独自の進化を果たした様々な命の姿を追う。

高さ30mの山

穴底には、山の麓にしかないはずの「あるモノ」が、異常なほど積み上げられている。その高さは30mにも及ぶ。
その信じられない光景に思わず息をのんでしまう。

巨大穴はなぜ作られた?

1964年、上空を飛んでいたセスナのパイロットが偶然に発見した巨大穴。
アクセスが困難なため調査は進んでいない。
だが、取材の結果、火山の火口でも、鍾乳洞でもない不思議な穴の形成には、“水”が鍵となっている事が見えてきた。

植物VS昆虫〜食虫植物の世界〜

テーブルマウンテンの1つ、イルテプイでは、何千年もの間、虫と植物との熾烈な生存競争が繰り広げられてきた。
カメラは、ミクロの世界で、植物が虫を食べる決定的瞬間を捉えた。

カナイマ国立公園のある、南米ギアナ高地。
そのほとんどが、人間が立ち入る事のない未調査区域といわれる。
そんな秘境中の秘境と呼ばれるのが、テーブルマウンテンの1つ、
サリサリニャーマ。外界から隔絶された平らな山頂の1角に、
世界最大級の穴があいているのだ。カメラは、この巨大穴に潜入。
穴の中にはどんな世界があるのか?穴はなぜできたのか?
正体不明の謎の穴の秘密に迫る。そして、さらにカメラは秘境を求めて、
テーブルマウンテンの1つ、イルテプイへ。
そこでは、肉食へと変化した奇妙な植物に遭遇する。