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2008年12月7日放送
ラパ・ヌイ国立公園(イースター島)
南太平洋に浮かぶ絶海の孤島「イースター島」。1722年にオランダ艦隊により発見された謎と神秘つつまれた島です。中でも最大の謎は巨大な石像「モアイ」?、誰が、何のためにつくったのか?モアイとは何なのか?その謎をひも解きます。現在では、11世紀初頭から600年間の間に制作された、先祖崇拝のための偶像であり村の守り神であったと考えられています。
※イースター島は、現地では「ラパヌイ(大きな陸地)」と呼ばれています。
もうひとつの謎は、この島に最初にやって来たのは、どんな人々なのか?「コンティキ号漂流記」でイースター島の名を世界中に広めたヘイエルダールの「南米起源説」や現在主流となっている「ポリネシア起源説」をとりあげます。
現在、木々がほとんど見当たらない裸の島も、かつて森に覆われていたことが、地層からの花粉分析などで分かっていました。さらに今回は、「小さな川が流れていた」というチリ大学クラウディオ教授の調査結果を紹介します。イースター島には、豊かな森と肥沃な大地があったのです。しかし、人口増加による環境破壊。いつしか豊かな自然は失われ、人々は、モアイ信仰までも捨て去ってしまったのです。
イースター島には、「ロンゴロンゴ」という文字板がありますが、解読されていません。ヨーロッパ人の航海日誌などを手がかりに、歴史をひも解くしかありません。今回とりあげる内容の多くは、仮説の上に立ったものです。
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