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2008年10月5日放送
カナディアン・ロッキー山脈自然公園群

世界一贅沢な空の旅

2200キロの連峰、カナディアン・ロッキーを南北に走る風光明媚なドライブウェイ、「アイスフィールド・パークウェイ」を空から北上。見る者全てを圧倒させる、数々の山脈を鳥の目線でかすめる。カナディアン・ロッキーを代表する山の一つ「キャッスル・マウンテン」に始まり、富士山とほぼ同じ高さ、標高 3747メートルの「マウント・コロンビア」、そして締めくくりには最高峰の「マウント・ロブソン」を追う。一年を通じて山頂を雲に隠す神秘の山で出会えたものとは?

美しい自然を作り出した氷河

カナディアン・ロッキーの比類なき美しい自然を形作った主役、氷河。壮麗なる山々、神秘的な湖、そこに生きる野生の動植物、全ては氷河の賜物なのである。天を突き刺すようにそびえる標高3618メートルの「マウント・アシニボイン」の独特な形状も氷河によって削られたもの。また、「カナディアン・ロッキーの宝石」と謳われるエメラルドグリーンの氷河湖「レイク・ルイーズ」に映る山脈は幻想的な景色を見せる。

カナディアン・ロッキー、かつて先住民たちが「光り輝く山々」と呼んだ山脈。3千メートル級の峰が連なるこの地には、太古と変わらぬ手付かずの大地が残っている。そして、この地の美しい自然を形作ったのは氷河であった。
今回は、カナディアン・ロッキーを南北に走る全長230キロの「アイスフィールド・パークウェイ」を北上。空から壮麗なる山々と、神秘的な湖をおしみなく一望する。目の前に広がる、壮大な時間の流れの中で造り上げられた大自然。しかし、近年カナディアン・ロッキーの絶景を築けあげてきた氷河に訪れはじめた変化とは…。

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