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2008年8月24日放送
五大陸スペシャルII〜空から見る文化遺産〜

タッシリナジェールの岩絵、エジプトのピラミッド、アブ・シンベル神殿…人類が誕生した大陸・アフリカ。そこには数千年もの人々の歩みが、確かな形として残っている。

ローマ歴史地区、モン・サン・ミシェル、ヴェルサイユ宮殿…アフリカから世界中の大陸へと移動・拡散していった人類。そして数万年の時を経て、人は、ヨーロッパ大陸で美の文化を花開かせることとなる。
様々な建造物は、権力の象徴であり、時代のシンボルであり、また人々の心の拠り所であり…それらは全て“人間の思い”から生まれ、そして“技術”はやがて “芸術”へと昇華してゆくのである。

ナスカの地上絵、ティカルのピラミッド、マチュピチュの天空都市…人類が最後に辿り付いた大陸・アメリカ。そこではマヤ・インカ・アステカといった特異な文明が生まれた。
しかし15世紀、人類文明の発展は、海の向こうから意外な来訪者を呼び寄せる。
スペインの侵略。地球上の歴史で初めて、陸続きでないところから突如として訪れた異文化?。そして招かれる幸・不幸…。
現代文明の発展を象徴するアメリカを、空から。

およそ400万年前、アフリカで誕生した人類は、共通祖先であるゴリラやチンパンジーとは異なる独自の進化を遂げ、やがて五大陸全体へと移動・拡散し、様々なモノを表現、そして残してきました。岩絵・ピラミッド・城・宮殿・教会…普段、地上からしか見ることの無い世界中の文化の痕跡を、空から、地球を感じながら眺める?。それは、悠久の歴史の中で人類がこの地球上で成してきた事象・所産の更なる価値を実感できることは勿論、地球自体のありがたさをも感じることのできる、そんな30分となることでしょう。