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2008年6月29日放送
プリトヴィツェ湖群国立公園

プリトヴィツェ国立公園には、大小16の湖と92の滝…そして広大に広がる森林から構成されている。特に湖は見る場所、角度、時間によってその色合いを変えていくのだ。

何故、このプリトヴィツェは16もの湖が連なる不思議な形をしているのか?そこには、この地方独特の水の性質にあったのだ。

プリトヴィツェの水はヨーロッパの中でも透明度が高いことで有名。水中で泳ぐ魚を水面から間近に見ることができるほどである。

プリトヴィツェが現在の湖の形になったのは、氷河期の時代だと言われている。この自然が作り出した美しい自然の湖は周囲の森林をも含めて、1979年に世界遺産に登録された。しかし、1991年にクロアチアで内戦が起こりその影響はプリトヴィツェ湖群国立公園にも及び園内の観光施設、管理施設が破壊され、そのことを受けて1992年に危機遺産リストに記載されてしまった。1997年、内戦が終了し公園の管理体制が整い再び観光客が訪れ始めたこともあり 1998年、危機遺産リストから除外された。

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