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第412回2004年09月05日
スオメンリンナの要塞群(フィンランド)
遺産名:
スオメンリンナの要塞群
Fortress of Suomenlinna
所在地:フィンランド(Finland)
分 類:C(iv)
登録年:1991
放送日:2004年09月05日
放送回:第412回
スオメンリンナの要塞群
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フィンランドの首都ヘルシンキの港の入り口に六つの島が浮かんでいる。19世紀初頭までフィンランドを支配していたスウェーデン王国は、ここに大規模な要塞を建設した。敵対するロシア帝国の脅威に対抗するためであったが、防衛のための徹底した工夫が凝らされており、当時の要塞建築の優れた例とされる。
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巨大な調理室。大型の焼き窯がずらりと並んでいる。数千人の兵士を常駐させるには衛生施設の整備は欠かせない。しかし、要塞の建設が始まった当初は、貧弱な食料しか配給しなかったために多くの労働者が病死したという。要塞設備の中には体育館ほどもある巨大な穀物倉庫もある。
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15世紀に大砲が発達して以来、防御壁の形態は大きく変わった。中世の城のように背の高い壁では格好の標的になってしまうため、スオメンリンナでは地形にまぎれるように低く見えにくい防御壁が作られた。星形のように防壁を連ねることで、内側からの死角をなくしている。
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造船所は今も使われている。これは狭い水路を塞いで建造したものであるが、この設備を作ったことが要塞をより強固なものにした。艦砲射撃による交戦が多かった時代に造船所を有していることは大きな意味を持っていたのである。
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