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第313回2002年08月11日
ヴェゼール渓谷の装飾洞窟群(フランス)
遺産名:
ヴェゼール渓谷の装飾洞窟群
Decorated Grottoes of the Vezere Valley
所在地:フランス(France)
分 類:C(i)C(iii)
登録年:1979
放送日:2002年08月11日
放送回:第313回
ヴェゼール渓谷の装飾洞窟群
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1940年9月12日。フランス南西部モンティニャックという村で地元の少年たちによって偶然発見されたラスコーの洞窟壁画。4頭の巨大な牡牛が方解石の壁面を飾り、酸化鉄の赤、黄、二酸化マンガンの黒の顔料などで彩色されたこの壁画が最初に見つかり、「牡牛の部屋」と名付けられた。
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大広間からさらに深いところで見つかった壁画には野牛の前に横たわる人の姿がある。単純な線で描かれた人間は鳥のような頭を持ち、死んでいるのか、ただ寝ているだけなのか、あるいは性的興奮状態にあるのか?人間の傍らには杖の様なものが転がり、宗教的な意味合いをそこに見る向きもあるが、謎である。
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氷河期。トナカイの移動地点にクロマニヨン人たちは住居を定め、暮らしていた。トナカイは大切な食料となるばかりでなく、毛皮は衣服に、骨は道具として使われた。筒状の骨の中から赤色の酸化鉄の粉が見つかり、おそらく洞窟の壁面に、顔料を吹き付ける一種のスプレーとして使われたものと考えられている。
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ラスコーの洞窟壁画は1948年に一般公開され、1日1200人もの人々が先史芸術の称賛に訪れた。皮肉にも観光客の吐く息がバクテリアを洞窟内に繁殖させ、かけがえのない壁画は黴や藻におおわれてしまったのだ。1963年、ラスコーの洞窟は閉じられ、その20年後、そばの石切り場に鉄骨とコンクリートを使って「牡牛の部屋」の複製「ラスコーII」がつくられた。
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