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第312回2002年08月04日
ストラスブールのグランディル(フランス)
遺産名:
ストラスブールのグランディル
Strasbourg-Grande ile
所在地:フランス(France)
分 類:C(i)C(ii)C(iv)
登録年:1988
放送日:2002年08月04日
放送回:第312回
ストラスブールのグランディル
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大河ラインの支流、イル川の中州に築かれた旧市街「グランディル」は、ヨーロッパ交易の十字路だった。木材やワイン・絹などの船荷が、莫大な収益をもたらす。それ故に、仏独の2国は、激しい争奪の歴史をくり返した。ストラスブールは、何度も国籍を変えられたのだ。
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17世紀まで、この地は封建領主に支配されず、20もの商人や手工業者の組合「ギルド」が治める自由都市だった。各ギルドは、職種ごとに固まって、ドイツ風の木骨組みの家に暮した。木骨を埋め込んだ壁は、レンガが半分以下で済む。また、2階から上がせり出た壁は、床面積を広げた。
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12世紀、パリの近郊で誕生したゴシック様式は、この街からドイツへと伝わった。大聖堂の建築のために、美術史にその名を残すこともない職工たちが集い、1つの奇跡を成し遂げたのだ。中世の彫刻家は、目に見えるものの背後にある、目に見えないものを刻んだ。
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高さ142m、ノートル・ダム大聖堂の尖塔は、中世ヨーロッパで随一の高さを誇った。石工たちは、250年の歳月をかけて、もろい砂岩を積み上げたのだ。文豪ゲーテは、幾たびもこの塔に登り、「比べるものなく美しい」ストラスブールの街を眺めた。そこには、宗教も思想も人間も、すべてを包み込む「寛容」な都市の姿があった。
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