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第144回1999年03月14日
コロとその港(ベネズエラ)
遺産名:
コロとその港
Coro and its Port
所在地:ベネズエラ(Venezuela)
分 類:C(iv)C(v)
登録年:1993
放送日:1999年03月14日
放送回:第144回
コロとその港
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ベネズエラ最古の植民都市、コロ。その名前は先住民の言葉で「風」を意味する。この街は、16世紀はじめに、スペイン国王から開拓権を借り受けたドイツ人が築いたという、中南米の植民地の中でもユニークな歴史を持つ。
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世界遺産としてのコロの価値を特徴づけるのは、市街に残る土づくりの建築の数々である。入植したスペイン人達は身近にある資材と、当時この地に住んでいた先住民の建築技術を使って、スペイン風のコロニアル建築を再現した。かっては教会や公共の建物、住居までが日干しレンガなどによる土づくりだった。
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南米の他の場所で金鉱が発見されるにつれ、コロは衰退する。しかし近隣のオランダ領の島々との密貿易で、街は細々と生きながらえ、その間に、オランダの様式の影響を受けた外装が簡素な建築物が出現した。この歴史の裏に隠れた植民地間の交易をしのばせることも、コロが世界遺産に登録された大きな理由である。
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かってコロの玄関口となったラ・ベラ港は、現在は桟橋もなく、小さな漁船が停泊するのみである。コロは、カリブ海で周期的に起こるハリケーンと海賊の襲撃にさらされ、地図からもいったんその名が消えるほどの打撃を被った。近年の石油開発の波にも取り残されたが、それゆえ逆に貴重な建築物が残されたとも言える。
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