あらすじ

第10話 2013年3月18日 OnAir

(写真)久米島(升毅)は既に時効となった現金強奪事件を、押上分署に異動してからも密かに追い続け、多くの目撃証言を残しながら忽然とその姿を消した“赤いジャンパーの男”と思われる人物に接近したことで撃たれたと見られていた。
安積班は、影ながら15年前の事件捜査を手伝っていた寺田巡査長(林家正蔵)から、「押上リバースにはもうひとつ顔がある」「町ぐるみでウソをついている気がする」と久米島が語っていたとのヒントを得た。そして当時、押上リバースのメンバーだった、おでん屋とくよしの徳吉(金田明夫)と、チームの担当医だった水沢医師(橋爪功)が捜査線上に浮かぶ。安積(佐々木蔵之介)結城(比嘉愛未)が二人を訪ねるが、「刑事として話を聞きたいなら礼状をもってこい」と、そっけない態度でかわされてしまう。

(写真)一方、尾崎(小澤征悦)小池(福士誠治)は、15年前に誤認逮捕されて、現在は区議会議員となっている平沼和夫(影丸茂樹)をマークする。また捜査本部は、15年前に襲われた現金輸送車に乗っていた、今は老舗呉服屋の主人となっている坂木治郎(榊英雄)を、久米島を撃った容疑者と断定して、その行方を追っていた。
それぞれ捜査を進める安積班だったが、15年前、ある難病の少女を助けようと、押上リバースのメンバーが中心となって募金活動を行っていたことを掴む。その活動のおかげで目標額の1億円の募金が集まり、少女は渡米して手術を受け、現在も元気に生活しているというが、少女が渡米する2日前に現金強奪事件が起きていたのだ。強奪されたお金が、少女を助ける費用に当てられたのか? 久米島がいう押上リバースのもう一つの顔とは、このことなのか?
そんなとき、久米島の意識が戻ったとの連絡が……。