毎週金曜日 深夜0時20分〜 0時50分
皆さん、第六話面白かったですね。シオンが屋上から狙撃しようとする際に、ポンチョ型の黒いカッパを着ていました。後から気がついたのですが、この作品のテーマソング 「 アノミー 」 を歌われている、amazarashi のジャケットに描かれている一種不気味な (スミマセン) キャラクターのイラストにそっくりなんですね (笑)。これ第六話の美術打ち合わせの際に、「 狙撃の時、黒いポンチョを着させたいんです 」 って思いつきでオーダーしたものなんですね。これは特にそれを着ていなくてもスタイリング上ではまったく問題なかったんです。なんですけれどもなんとなく思いついたんですね。なので amazarashi さんとはまったく関係ありません (笑)。なんかスタローンさんの 「 ランボー 」 とか、高倉健さんの 「 野生の証明 」 とか、少々軍事的な雰囲気というか、そういうものと、それから第七地区の透明カッパにイメージがシンクロするような仕掛けなんですね。とてもカッコ良かった。好きです。で、六、七話は繋がってますので、全体的なドラマのグルーブ感が、こう、なんていうか、ググっと緊迫していきます。
兵藤長官とジーシン、そこに絡む人間模様が第七話の見所になってきますね。あ、そうそう、そうです。「 ゼロ磁場の塔 」。これは重要ポイントですね。この命名は僕です (笑)。ちょっと気に入ってます、この名称。というのも、何がなんだかわかりませんね、ぱっと聞いただけでは。「 ゼロ磁場の塔??はぁ? 」 っていう感じで。謎が謎を呼びます。これが政府直轄特務機関、しかも植生を復活させること、特に アルカナの種 を研究する機関である、という雰囲気など、微塵もありません (笑)。また兵藤長官=草刈さんの口からこの名称がつぶやかれると、正直、萌えです。そして草壁博士=石丸さんが、あのいわくありげな雰囲気で植物たちを眺めていたりすると、やはり萌えです。まぁ、そんなように、僕自身相当なオタクだったりするわけですね、このヘブンズに対して (笑)。ゼロ磁場の塔は、2047事件 以前に川崎エリクサーで働いていた生存職員が中心になって構成される政府の秘密機関なんですね。川崎エリクサー、ラストガーデン、星龍、九星商社、そしてゼロ磁場の塔は、この 「 花の咲かない 2060年 」 という日本を生み出してしまった 2047事件に深く関わり、このドラマは、それゆえの人間ドラマでもあるわけです。