人物デザイン・柘植伊佐夫が語る『ヘブンズ・フラワーの世界』

ここでちょっと一ファンとして

皆さん、第四話いかがでしたか？
僕は、この回が大好きで (もちろん他の回もですけど)、完パケ (放映前の完成 DVD) を何回も見ました。冗談じゃなくて十回以上は見てますね。いくつも好きなシークエンスがあるのですが、思い出すままに書いていけば、１) あのスピルバーグの 「 未知との遭遇 」 みたいな 『 蛍光雲の出現シーン 』、２) シオンとナルキが司令室内でアクションする時の、『 一瞬、ナルキが猫ちゃんみたいな腕の動きになるとこ 』 (笑) とか、３) 星龍のアジトの中でシャオガンとプーシェンがやりとりした直後、『 突然、踊り場の欄干にたたずむランのローアングル (しかも無意味)』 とか、やぁ、こうやってただ思い出すだけでも本当に満載ですね。あ、そうそう、４) 冒頭の砂漠のハルと青年のシーンで、『 西日を遮ろうとテントを張ろうとして風でとばされる青年 』 とか、５) 蛍光雨が降り出して、『 花が朽ちて行く CG カット 』 とか、そうそうこの CG シーンについて CG 担当の鳥尾さんにお話を聞いたら、「 花をバーナーで焼いて、蛍光雨に冒される段階を創りました 」 「 撮影された素材のカラーバランスを思い切り壊したり、極端なエフェクトをかけて世界観をつくりました。100％ CG だったんで思いっきりやっちゃいました (笑)」 って。なんかお話聞きながら、CG っておもしろそうだなぁって、単純に思っちゃいましたから。６) アイがあのトンネルでパンパーンって、、撃ちますよね。。『 あの後ろ姿 』 ７) で、それに対するナルキの一瞬あっ、、っていう 『 あの表情 』。。こんなこと書いてると、「 柘植さん、なんもストーリー見てないじゃん (怒)」 というようなご意見をいただくかもしれませんが、すみません、どうしても興奮の方に意識がいってしまうタチで。