バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #624 2018.6.23 O.A.

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日の丸を背負って戦った元日本代表戦士の現在
歴史的なワールドカップ初戦勝利で盛り上がりを見せる日本サッカー。日本代表は世界最高峰の舞台に1998年に初出場し、今回のロシア大会まで6連続出場を果たしている。日の丸を背負い、その戦いの場に立てた侍ブルー戦士は100人にも満たない。日本中の熱狂的応援を受け、全てを懸けて戦った彼らの今に迫る。
<元日本代表・明神智和(40)>
2002年、日韓W杯で日本初のベスト16入りを果たした時のMF。高校卒業後にJ1柏レイソルに入団、開幕スタメンに抜擢されるほど明神の才能は若い頃から突出していた。他の選手を圧倒するその運動量は、当時のトルシエ監督の目にとまり、「8人の明神がいればチームは強くなる」と評され代表入り。体を張った献身的プレーで攻撃陣を支え日本大躍進に大きく貢献した。そんな彼は今では40歳。2年前に結婚した妻と今年生まれた子供と親子3人、長野で暮らしている。実は明神、昨年(2017年)長野のプロサッカーチーム・AC長野パルセイロに入団。Jリーグの最も下のカテゴリー、J3で今も現役を続けている。チーム最年長にしてキャプテンを任されている明神は、20代前半の選手と共にJ2昇格を目指す。「うまくなりたいことだらけ」「やれるうちまでやって子供の記憶に残したい」代表の誇りを胸に、明神智和の挑戦はつづいている。
<元日本代表・加地亮(38)>
ワールドカップ期間中、かつての代表戦士を目にする機会も増えている。イベントで子供たちにボールを蹴る楽しさを教える男がいた。加地亮38歳。攻撃と守備、何度ピッチを往復しても、絶対にへこたれない鋼の精神力。そして、1試合で10キロを超える走りを可能にする鉄の肺。勝負が左右される場面で根性え乗り切るという選手が加地だった。
高校を卒業後、多くの期待を受けJ1セレッソに入団。しかし、なかなかレギュラーの座を掴むことが出来なかった。そこで加地は無尽蔵のスタミナを手に入れようと、通常練習以外に毎日欠かさず2時間走り込みを行った。その結果、22歳でようやくレギュラーに到着。翌年には、日本代表に召集されるまでに成長。そして26歳の時に迎えたドイツ大会。加地はジーコジャパンの右サイドバックとして活躍。スタミナを武器に攻守にわたりチームを支え続けた。その後も運動量の多いポジションで、常に100%の力を出していた代償も大きかった。35歳を過ぎ、体は満身創痍。2017年、まだ所属チームとの契約期間を残している中、37歳でユニフォームを脱いだ。現在、加地は妻が経営しているカフェのスタッフとして働いている。高校生の時に交際を始めた2人。プロサッカー選手の妻としてこれまで全力で支え続けくれた。引退後は、妻の仕事を支えていこうと決意した。何事にも100%で取り組む加地は健在だ。
サッカー界最高の舞台、ワールドカップで世界に挑んだ侍ブルーの男たち。誇りを胸に第二の人生を精一杯生きている彼らの姿は光り輝いている。
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