MainMenu

SPECIAL

2024.4.22

第3話終了後 キャストインタビュー
藤田 茜(皆神望愛役)

picture

ーー『変人のサラダボウル』という作品の印象からお聞かせください。

藤田:キャラクターの個性が強すぎるくらい強い作品だなと思いました。自分が演じている皆神望愛の設定もなかなかのものでしたし、タイトル通りではあるんですけど、本当に変人ばかりでした(笑)。そして舞台が岐阜県なので、ご当地のものがたくさん出てくるところも印象的でした。

ーー行ってみたくなりますよね。

藤田:そうですね! 正式に、岐阜タンメンさんに協力いただいていたり、ポスターを貼ってくれている現地のお店の写真などを拝見して、応援されているなと思ったので、機会があったら私も行ってみたいです。イベントとかやらないですかね?(笑)。

ーーテープオーディションでは、望愛を受けていたのでしょうか?

藤田:望愛だけを受けました。ほかのキャラクターのことも知ってはいたんですけど、望愛はこれまでやったことがないようなキャラクターだったので「楽しそうだな」と思ったんです。マネージャーさんに「もっと教祖感、神々しい神的な存在でやってみようか」と言われながらテープに声を入れていました。収録が終わったあとに平坂読先生から「変な役をやらせてごめんなさい」と言われたんですけど、私的はすごく楽しかったです。

ーー皆神望愛の魅力を教えてください。

藤田:よく言えば一直線で、信心深い子です。アニメでは描かれていないですけど、宗教法人の家に生まれて、才能があって両親に取って代わろうとする野心もあった子なんです。でも、リヴィア様に出会ったことで、これは運命かもしれないと思って熱を上げてしまう。その熱の上げ方も真っ直ぐすぎてヤバいと言えばヤバいんですけど、彼女のヤバさは、そういう家庭環境とかも影響しているのかなと思いました。

ーー実際にアフレコが始まったとき、何かディレクションはありましたか?

藤田:オーディションのときにやったままで大丈夫だった気がします。リヴィア様に出会い、このあとどんどん崩れてはいくんですけど、「もっと気持ち悪くなっていいよ」と明確に言っていただけたんですよね(笑)。私は、キャラクターを任されたときに、そのキャラクターがブレてしまうのを怖がってしまうところがあったんですけど、ブレても大丈夫なくらいの幅が、望愛やほかのキャラクターにもあったので、そこを一切恐れずにやれたんです。それが本当に楽しかったです!

ーーみんなキャラクターが濃いですからね。アフレコも楽しそうだなと思いました。

藤田:作品のわちゃわちゃ感に比べると、現場はわりと静かめだったんですけど、惣助役の古川慎さんがぼそっと言ったひと言が面白くて会話が始まったりしていました。でも、こういう作品だからこそ、一緒に録れるとすごく楽しいんですよね。

ーー第3話は望愛の登場回でしたが、いかがでしたか?

藤田:まず台本の前に香盤表を見たんですけど、藤田茜が5つくらい書いてあって、備考欄に「監督からの要望もあり、すべてのキャラクターの演じ分けをお願いできますと幸いです。マモノに関しては声を加工予定」と書いてあったんです。何が起こるんだろうと、びっくりしました(笑)。どこだ? ケンジ、サキ、アキラ、医者、マモノは?と思っていたら、望愛が作った、ワールドブランチヒルクランの宣伝映像の部分だったんですよね。これを私が全部やるんだ!と思いました。でも、こういう機会ってたくさんあるわけではないので、楽しそうだなと思いました。結果的にアドリブとかを入れたら7〜8キャラやらせていただいたんですけど、面白かったです。

ーー望愛がどこまで演じ分けできるんだろうと思っていたら、かなりしっかり演じ分けていましたね。

藤田:みんな別のキャラに聞こえたらいいなと思ったので、そこはしっかり演じ分けました(笑)。望愛は、音楽も映像も作れる上に、人心掌握の力もあるから、そういう演じ分けすることもできると思うんですよね。だから、ぜひ感想とかも聞かせていただきたいです。

ーー宣伝映像以外で、印象的なシーンはありましたか?

藤田:やっぱり内山さんが出てくるシーンは衝撃的でした。放送時間は何時ですか?と確認したくらいの内容だったので。自分でお腹を刺しちゃった内山さんをリヴィア様が人前で治してしまうんですけど、あれこそ本当に奇跡の力ですよね。望愛がリヴィア様を崇拝するきっかけになるシーンでもあったので、とても印象的でした。

ーーここのお芝居はいかがでしたか? 脅迫されているけど、動揺はしていないような感じでしたが。

藤田:リヴィアには「刃物を突きつけられて、恐怖を隠せるのはなかなか大したものですね」と言われていましたよね。望愛も怖いことは怖いでしょうし、ト書きにも「(平静を装う)」と書いてあったので、内心は怖いんだけど、みんなの前だから取り乱さないんだろうなと思いながら演じていました。そういうこともできる子だから、教祖として一番上に立ってきたと思うので、そこは意識しました。

ーーカルト宗教ネタはかなり衝撃の展開でしたが、Aパートでリヴィアがバッタを食べていたのも衝撃でしたね。

藤田:食べていましたね(笑)。なんだかイヤな予感がします……。

ーーでは最後に、第4話以降の見どころをお願いします。

藤田:望愛的には、このあとリヴィア様をさらに崇めていくことになるので、望愛の本性のようなものが見えてくるのかなと思います。私的には、以降の望愛も楽しく演じているので、注目していただきたいです。あとはサラと惣助の相棒感、みたいなところも第4話では深まっていくので、楽しみにしていてください。

関連リンク