あらすじ

第8話「おしゃべりな死体」

雑木林の中で女性の遺体が発見された。殺されたのは 小坂美里 (白石ゆきの) という20歳の女性。胸を刺され、遺体の傍には 「 天罰 」 と書かれた紙切れが残されていた。現場付近から凶器は見つからず、傷口から検出された物質が通常の刃物には用いられない物質であったことから、一ノ瀬 (北村一輝) は凶器の特定ができずにいた。

そんな折、捜査一課の 岸部 (デビット伊東) が、被害者と付き合いのあった 永倉卓司 (前田公輝) という19歳の少年の存在を聞き込んでくる。永倉の部屋へ踏み込むと、永倉は胸を刺され殺されていた。そして傍には 「 天罰 」 の紙切れが…。永倉は未成年ながらこれまでに薬物売買や美人局など犯罪を重ねており、彼を恨む人物は大勢いる、と週刊誌はこぞって書き立てる。

現場に残されていた紙切れから微量の薬品が検出され、戸川敬三 (山崎一) という大学教授が容疑者として浮かび上がる。戸川の娘は一年前に永倉に捨てられ、自殺していた…。