バンキシャ日記・男子

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先人の教え2012年5月29日(火)

合宿中に行われたミーティング。
植田監督は選手たちに、48年前の映像を見せました。
1964年東京オリンピック、全日本女子バレーボールチームの映像。
“東洋の魔女”が金メダルを獲得するまでの物語です。

“鬼の大松”と呼ばれた大松博文監督と、選手たちの絆。
厳しい練習に耐え、日本国民の期待を背に重圧と戦いながら栄光をつかんだ
彼女たちの姿を、植田監督は知って欲しいと思っていました。
「金メダリストの言葉には重みがある。それが選手に伝わればと思う。
大事な戦いに挑む前に、見ておく必要があると思った」

キャプテンの宇佐美選手は、東洋の魔女のキャプテン河西昌枝さんの姿に
心動かされました。
「どんな場面でも、冷静な判断と変わらない表情がキャプテンには必要だと感じた。
自分は時々、その時の感情が顔に出てしまうことがある」

半世紀前にあった、東洋の魔女の物語。
選手たちはそれぞれどんな想いで見たのでしょうか。
そしてロンドンオリンピック出場に挑む全日本男子は、
どんな物語を紡ぐのでしょうか。