TBS 金曜ドラマ 「生まれる。」

2011年4月22日スタート 金曜よる10時放送

戸田恵子さんインタビュー

台本を読んだときの感想を教えてください。

女性にとって出産・妊娠は、誰もが一度は考えるテーマだと思います。
「 生まれる。」 の台本は、妊娠のポジティブな要素だけでなく、ネガティブな要素も取り扱っている台本だなと思いました。
このテーマを扱うことは非常にデリケートな問題で、とても珍しいテーマですよね。私の経験上でもはじめてのテーマのドラマです。
両方の要素を真摯に受け止めて、皆さんに “高年齢出産” についてお伝えすることができればいいなと思います。

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国木美和というキャラクターについて。

国木自身にも、過去に結婚や妊娠の選択肢を迫られた時期はあったけれど、キャリアを選んできた女性。結婚・妊娠などのテーマとは関わりなく過ごしてきたのですが、自分の部下の堀北真希さん演じる林田愛美が担当する 「 高年齢出産をテーマにした本 」 を作ることになり、彼女にとってもあらためて “出産” という問題を学ぶ場ができます。
また、林田が自分の家でお母さんが高年齢出産の状況にあることを徐々に知り、今後は林田愛美と共にその問題を越えていくようになっていくのではないかなと思っています。

ご自身では、国木のことばに共感するところはありますか?

第2話の中で登場する彼女の言葉なのですが、「 本当に切に願ってお願いをしたいときは直接行く!」 という彼女の考えは、実は私のなかでも大切にしていることです。
手紙を書くこともしますね。親しい人に贈り物をするときにも、そこにお手紙で気持ちを添えます。それだけ時間をとって自分の思いをしたためたのだ、ということを理解してもらうことができますから。
今回の台本の中では、国木のそのことばに共感しました。メールで簡単に済む時代になっているので、最近は余計にそう思ったりします。

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堀北真希さんの印象を教えてください。

はじめての共演なのですが、とても頭のいい女優さんだと感じています。
芯がブレない、流れに取り込まれないタイプの方ですよね。集団でいるというよりは、我が道を行く、自分をしっかり持っている方だな、と思いました。
一緒にお芝居をしていてとてもおもしろいですよ。

「生まれる」のみどころを教えてください。

年齢もある程度重ねると、「 お誕生日なんて楽しくない!」 と思うのですが、最近は 「 母親がこの季節にお腹を大きくして生んでくれたんだ。自分の誕生日は、親に感謝をする日なんだ!」 という思いが強くなってきました。
これから生まれる命も、すでに生まれてきている私たちの命も含め、「 命 」 は本当に神秘的で 「 生まれる 」 ということはとても大変なことなんだ、ということを、このドラマを見て改めて認識していただけると思います。

今、私の周りにもたくさんの友人がこの 「 生まれる。」 という作品に興味を持ってくれています。
すでに高年齢出産を経験した方も 「 見たい!」 と言っていました。今までにないジャンルのドラマだと私自身も思いますし、若い人だけでなくご年配の方も、女性はもちろん男性にも、一緒に見ていただいて何か感じていただけるといいですね。


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