2015年4月期連続ドラマ毎週日曜よる9時

インタビュー

武田鉄矢さん(桐塚尚吾役)

現場の雰囲気は?

スタッフも俳優もとにかく集中しているのを一番感じます。
どの作品でももちろん本気ですが、今回の現場は特に本気がみなぎっています。
(佐藤) 健が現場を引っ張ってくれているのですが、彼はすごく男らしく、寒い撮影が続いて、凍りついているような現場でも一言も寒いと言わない。年下ですが、彼の気合いが刺激になりますよね。僕だけでなく周りにもその気合いは伝わっていると思います。
脚本もとても素敵ですし、とにかく丁寧で繊細で細部までこだわっている現場なので、毎回緊張して現場に挑んでいます。

佐藤健さんの印象について

5年前に共演していますが、再会して、顔つきもすごく男っぽくなり、色々な経験を乗り越えてきたんだなと思わせる、鬼気迫るカリスマ性を感じました。芝居もすごく引き込まれますし、「座長として、皆を引っ張っていく俳優というのはこういうことだな」 と思いました。彼が特にすごいのは、例えば “ちょっと転がる” というお芝居があると、絶対に一発 OK なんです。安全に気を遣いながらも、どこにマットを置いてどのくらい転がればどこに着地するのか、彼はすべてわかっているんですよ。それはもう… 思わず笑いそうになってしまうくらい完璧です。もう弱点ないですよね (笑)

演じている役柄について

周太郎というのは、挫折を知らない男で、とにかくよく出来た兄。すごく真面目だけど、その中にも野心は持っていて、そのときそのときで変わっていく篤蔵とは違って、目標に向かってひたすら努力ができる人間。篤蔵の正反対の性格ですね。
この国を将来背負って立ちたいと国のためを思って大志を抱いた、すごく責任感の強い若者ですが、彼は途中で挫折を初めて経験することになり、夢を追えなくなってしまう…。
彼は弟のことが大好きなんですよ。というのも正反対だから。僕が思うに周太郎は、自分の真面目な部分にコンプレックスを持っていて、破天荒な人間にしかできないことがあるのを実は知っていて、正反対だからこそ見える弟の良さと可能性は、彼が一番見えているんじゃないかな。実はすごく将来に期待していて 「こいつはすごい人間なんじゃないか」 と、半信半疑だけれども70%くらいは思っていると思いますよ。なので、僕は一番に篤蔵への愛を表現しなければと思っています。そこが今回の一番の課題ですね。僕自身は弟なので、兄貴の弟に対する愛を共感しづらいところもあって… とにかくそこを高めなければと意識しながら演じています。
周太郎の挫折に関して言えば、僕は “俳優” という仕事で、周太郎は “弁護士” という仕事で大成したいと思っている。2人とも違う分野ですが、お互い大志を抱いて努力していくんですけど、周太郎は彼の運命がそれを続けられなくさせてしまう。自分が役者を続けていけないとしたら… どういう気持になるんだろうと意識して演じています。

周太郎を演じるにあたり…

まず、周太郎という人間のイメージは読んだ段階で “か細い” イメージでないといけないと思いました。僕自身はどうしても体が大きいので、痩せなければならない。周りからはもういいんじゃないと心配されますが、自分で決めたハードルなので、クリアしたいなと思っています。
そこまでやらないと周太郎という人間を演じ切れないと思うんです。とくに命を扱うということで中途半端にすると、当時その病で亡くなった人に失礼だと思います。
とくに周太郎はそんなに出番が多くないので、出てきたときにハッとさせられるくらいじゃないと。体の負担は心配はされますが、僕としては気持ちの上で 「これで死んでもいい」 という心持ちでやっています。

篤蔵のように、人生で影響を受けた人物はいらっしゃいますか?

僕の芝居の先生ですね。塩屋俊さん。もうお亡くなりになられましたが、本当にたくさん影響を受けました。役者としてのあるべき姿や、自分がどういう芝居をしていったらいいか。世界にも行った方なので、世界に向けてどういう準備をしていったらいいか…。沢山のきっかけを与えてもらい、導いてもらったことを、感謝しています。

公式サイトをご覧の皆さんにメッセージ

篤蔵という人間がいかにむちゃくちゃな人間か。そんな男が26歳にしてどうやって天皇の食事を掌るトップシェフに上り詰めていくのかというワクワク感を感じてもらいたいです。
そして、篤蔵の妻となる俊子との関係も注目ですね。すごくいい夫婦だと思いますし、その2人の関係でも泣けると思います。
時間をかけて丁寧に繊細に撮影を行なっているので、スタッフキャスト一同の意気込みを感じていただけるのではないかと思います。お楽しみに!

目次へ戻る


↑このページの一番上へ