2015年4月期連続ドラマ毎週日曜よる9時

インタビュー

桐谷健太さん(松井新太郎役)

台本を読んだ感想

おもしろいなと思いました。現代劇と明治〜大正の時代劇をやるのとは環境が違いますよね。泥臭く生きた人たちを表現するのはおもしろいなと思いました。この時代の人たちって、人との距離感も近くて、強い気持ちや想いがないと、なかなか行動がしづらい時代じゃないですか。どこかに行くにしても時間がかかるし、一人だけで寂しいと思うときは、今の時代よりも、もっと寂しいと思う。今は携帯がありますけど、交流手段がないですから。
そういった意味で、この時代の人たちを泥臭く一生懸命に演じられたらなと思います。
自分が演じる松井新太郎という役も、今まで演じた役とは一風変わっていて、本当に空に浮かぶ雲のように、囚われず、自由なキャラクターだったので、演じていてもおもしろいなと思いました。

撮影現場の雰囲気は?

とてもいいですよ!
(佐藤) 健とのシーンが一番多いんですけど、健とは長い付き合いですし、気心知れているので、新太郎と篤蔵の関係を自然に出せたらいいなと思っています。
長い付き合いとはいえ、一緒にお芝居するのは久しぶりで、健が演じる篤蔵も彼が今まで演じた役とは一風変わっていて、チャレンジの役じゃないかな。
でも、実際に演じているのを見ていると、ちゃんと篤蔵になっているし… 支えたくなります。そこは新太郎の気持ちとリンクしているのかもしれないですね。
(柄本) 佑とも何回も共演しています。佑が演じる辰吉というのは、とにかく必死に真面目に一生懸命やっている男なんだけど、才能という面では、篤蔵に劣ってしまうがゆえに、嫉妬心を持ち始めてしまう… ホンマはそうしたくなかったんでしょうけどね。ちょっとしたキッカケで、そういう方向に流されてしまった気持ちは理解できなくはないです。
辰吉も篤蔵とはまた種類が違うけど、辰吉なりの自分の道の見つけ方をしていくだろうなぁと思っています。

料理の練習は?

少しだけしました。けど、新太郎はずっと皿洗い係なので… たぶんこれからもずっと皿洗いだと思いますし (笑)
一回だけ、篤蔵と荒木が言い合うシーンで包丁を握りました。それも、やはり慣れていないほうが新太郎らしいので、包丁もあまり握ったことがない感じが出せればいいなと思い立ち、そこから練習をやめました (笑)

実は料理人にはなりたくない?

新太郎は絵を描くので、料理の練習はやめましたけど、絵の練習はしています。
撮影では、絵の指導をしてくださっている先生の絵に足していくようにしていますが、線の足し方も自然でなければいけないので、実は自分自身も絵を描くことが好きということもあり、家でも練習をしました。
練習をしていくと 「こういう感じの線になんねんな〜」 と、だいたい自分でもわかってきますし、描いているときの目線とか、見方も自分のなりのやり方でやったら、先生は 「自然でしたよ」 と言ってくれたので、練習の成果はあったのかな。

新太郎を演じる上で気をつけた点

肩の力を抜くことです。とにかく抜けまくりの奴ですから (笑)
そして、何事にも囚われない柔らかさを持っている。だからこそ逞しいんでしょうね。
それでも嫌味がないというか 「うざいなぁ」 と思われてしまうのは違って、思わず笑ってまう… そんな感じが出せるといいな、と思っています。
かと言って、まったく嫌味がないようにしようという感覚もないんですよ。ただ意識をせず、力を抜いて、ふわっとした新太郎らしくいれば、新太郎になれるなと思っています。

新太郎を表現するもの

こいつは遊郭で生まれた子どもで、ずっとそこのお姉さんたちに囲まれながら育てられているからか、物腰が柔らか。
石丸プロデューサーとは 「(新太郎の着る) 衣裳が大事だよね」 と話していて、彼には色がある着物がいいかなぁと、それで着流しを着ています。
そういう服装をサラっと着こなせてしまうようなアーティスト気質な奴。彼が今後、成功できるのかどうかはわからないですが、アーティストらしい掴みどころがない感じは、彼の服にもでているんじゃないでしょうか。

今後のみどころ

篤蔵が、ついに華族会館の小僧として厨房で働くことになり、どうのし上がっていくのか、期待して欲しいです… けど、同時にものすごい困難も待ち構えているので、そこを彼がどう乗り越えて、周りの人に支えられていくのかが、みどころです。
僕が演じる新太郎は… 基本ずっとふわっとしているのですが… (笑)、敢えて、新太郎の今後のことは言わないでおきます。新太郎がどのような人間になっていくのか、篤蔵とどういう関わりをしていくのか… 今後の 『天皇の料理番』 もお楽しみに!

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