2015年4月期連続ドラマ毎週日曜よる9時

インタビュー

黒木華さん(高浜俊子役)

最初に台本を読んだときの感想

自分が演じる俊子さんに注目して読んだんですけれど楽しく読ませていただきました。
篤蔵さんはものすごくチャーミングでみんなに愛されている人。「わたしだったらついて行けないだろうな」 と思うような、破天荒なところも、俊子さんはそういう人だからこそ、篤蔵さんをすごく愛しているのではないでしょうか。
篤蔵さんは本当に皆に愛されているんです。お兄さんである周太郎さんも篤蔵さんに夢を託していたりと… みんなの夢を背負っている人。
「いいお話だな」 と思って読みました。

撮影中、大変だったことはありますか?

冬の本当に寒いときから撮影が始まったので、雨のシーンでは外が氷点下だったということもあり、降ったらすぐに傘が凍って、水滴がつららになってしまったなんていうこともありました。

激動の時代の物語ですが、演じていて現代と違うと思うことはありますか?

今の時代は、夢を持つこと自体が難しかったりしますよね。何をやればいいのか、何をやりたいのか分からなかったり…。この時代の人たちは日々生きることに一生懸命で、家族や知人、皆で支えあって生きているんです。そういうところが本当に素晴らしい時代だなと思います。
それと、意外だったのが、おうちの台所は女性の場所なのに、厨房には女性が入れない… というのをドラマを通して知って驚きました。きっと神聖な場所なんでしょうね。

夫役の佐藤健さんの印象はいかがですか?

これまでの作品を見ていてクールな方かと思っていました。今回は 「座長!」 という感じです。いつも自分のお芝居をきちんとチェックしていて、そうかと思うといろいろ話しかけてくれたりと、まわりにすごく気を使ってくださっています。お芝居に対してものすごく真摯。それとやっぱり顔がお美しいです!

義理のお兄さん役・鈴木亮平さんの印象は?

鈴木さんとは NHK 「花子とアン」 でご一緒しているのですが、優しい方で、お芝居も素敵ですし、大好きです。今回共演者もスタッフも初めての方が多くて、わからないこともたくさんあり、俊子という役を演じるうえでも、難しいところがあったので、困ったときは 「亮平さん!」 って頼っています (笑)
でも一緒のシーンがそんなにないので、あまりお会いできないのが残念です。

篤蔵と俊子という夫婦の魅力

篤蔵さんは人間味があるからこそ、魅力的に見えるんだと思います。ダメなところ、キュートなところもあって、ものすごく素直な方で、やりたいと思ったらやる、というところが魅力的だと思います。いうなればまるで寅さんのような (笑)。でも成長していくと、どんどん 「篤蔵さんだな」 と思うところが出てきます。子どもから成長して大人になっていく過程を見ていて感じるのは、正直でウソをつかない人。そういうところが皆に愛されているんでしょうね。
俊子さんは篤蔵さんの夢を一緒に支えている、すごく素敵な奥さんです。自分の夢も篤蔵さんに託していくことになります。見習わなくてはと思うようなしっかりした女性。そして、愛に溢れた女性です。
篤蔵さんの人生に寄り添った俊子との夫婦関係にも注目して見ていただけるとうれしいです。

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