スタッフ取材日記

Vol.8おかえりなさい!中村憲剛選手!

2020.09.09 / R.H.

スーパーサッカーの番組ホームページ・リニューアルに伴って、新企画「スタッフ取材日記」がスタート!
番組スタッフのJリーグ取材風景などを紹介していくこの企画。
中継では見られないピッチ外の様子や、取材を通じての出来事などをアップしていきます。
第8回は川崎フロンターレ編!!

J1リーグで首位を独走する川崎フロンターレに
左膝(前十字靭帯損傷・左膝外側半月板損傷)の怪我で長期離脱していた
中村憲剛選手が8月29日(vs清水エスパルス戦)で復帰しました。

川崎フロンターレの担当になって3年になりますが、
背番号14がピッチ脇に交代のスタンバイをした瞬間、無意識に記者席を立ち
初めて拍手を送ってしまった自分がいました。

途中出場から13分間で見せた存在感はさすがの一言。
左サイドで三笘選手へ出したダイレクトスルーパス、中盤の底まで下がりボールを展開し、
パス交換からゴールに迫ったシーンなど、懐かしさを感じずにはいられませんでした。
そして後半40分の鮮やかなループシュート!技術は錆びつかないとはこのことかと、、
約10カ月ぶりの復帰戦を最高の形で飾った川崎のバンディエラ・中村憲剛選手!

(写真)

↑上の写真は長らく川崎フロンターレを撮影してきた
オフィシャルカメラマン大堀氏が撮影した渾身の一枚!その理由は。
「中村憲剛選手がゴールした直後の写真で、手前には長く共にプレーしている小林選手と登里選手が駆け寄る姿。
奥には、ベンチで同様に喜ぶ選手たちと、スタンドで声は出せずとも
新しい応援スタイルで中村選手のゴールを祝福するサポーター。幸せが詰まっている1枚です」

(写真)

試合から2日後オンライン取材に対応してくれました。

試合後には祝福のメールや電話がなりやまなかったことを告白!
「あまりにも多すぎてLINEがパンクするんじゃないかなと思った。
100件以上来ると99に+が付くんですね!初めて見ました。たくさんの反響があって。
それぞれ皆さんの時間を割いて見てくれたのが嬉しかった。」

新システム4-3-3での自分が生きるイメージについて
「今シーズン始まって4-3-3でやっていて、自分が入るとしたらインサイドハーフ
もしくはアンカーのポジションだと思っていました。
センターフォワード、ウィングは考えられないですけど、どこでも入ってもいいように、色んな選手の動きを見て、チームでやっているミーティングで話を聞いて勉強してイメージを膨らませていた中で
試合に入ったんですけど、チームの守り事がある中で、それを守った中で自分の個性をどう出すかってところを
考えながらできたところはよかったと思います。
怪我で離れていた期間も頭と目を使いながらチームのやるべきことを勉強していたことは
実際ピッチ入ったときある程度できたところはあった。」

そして約10カ月ぶりの試合に、再認識することもあったと語ってくれた。
「プレーする意義みたいなものは、試合に出てナンボということだと思った。
今までもそれは感じてやってきたけど、これほど試合から離れたことで、
小学校のときみたいな気持ちになった。サッカーを本当に楽しむ。
ピッチに入るまでは良いプレーができなかったらとか、足を引っ張ったらどうしようと考えたけど、
ピッチに入った瞬間、ただただ楽しもう。選手としての自分の時間が戻ってきたように感じたので、
それを謳歌しようと思った。」

そして一番印象的だった、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間
大怪我を負った左膝に手を添えたことについては。
「ケガをした日からこの日まで、
一からこの試合出るまで膝が頑張ってくれたので、その労いじゃないですけど
「ありがとう」ってよくやってくれましたって。
あとは「こっからだぞ」って、色々意味はありましたけど無意識にやっていました。」

39歳の夏にRe/☆☆☆ト(リスタート)をきった、中村憲剛選手!
ピッチを少年のように走り、サッカーを楽しむ姿を見られる喜びを噛みしめながら
取材していきたいと思います。

次回はスパサカ公式twitter編です。お楽しみに!

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