注目選手
松山英樹Hideki Matsuyama | |
---|---|
世界ランキング15位・2015マスターズ5位 | |
身長/体重 | 181cm/75kg |
プロ転向 | 2013年 |
今年のマスターズで日本人史上最少スコア11アンダーの快記録をマークして堂々の5位に入った日本が誇るワールドプレーヤー。
2014年6月1日には世界最高峰のアメリカPGAツアーで日本人史上4人目となる優勝を果たした。
2011年に19歳のアマチュアとして初めて出場した「マスターズ」でいきなりローアマチュアに輝き世界にその名を轟かせた。
プロ転向した2013年は日本ツアー史上初のルーキー賞金王に輝き、海外メジャーでも全米オープン10位、全英オープン6位。
驚異的なスピードで進化し、一躍、世界のトップ選手の仲間入りを果たした。
未だ日本人選手が成し得ていない「海外メジャー制覇」もこの男なら“時間の問題”と言える。青木功もジャンボ尾崎も中嶋常幸も到達しなかった「海外メジャー制覇」。
この「全米プロゴルフ選手権」で歴史的な瞬間を目撃できる可能性がある。
タイガー・ウッズTiger Woods | |
---|---|
世界ランキング258位・2015マスターズ17位タイ | |
身長/体重 | 186cm/84kg |
プロ転向 | 1996年 |
メジャー最多18勝のジャック・ニクラウス次ぐ歴代2位のメジャー14勝を誇る、言わずと知れた世界のスーパースター。
今年のマスターズでも一時は優勝争いに名を連ね「復活」を予感させるプレーを見せた。
この全米プロでも4度の優勝を誇っており、メジャー15勝目へ向けて「最強の虎」が牙をむくか。
ロリー・マキロイRory McIlroy | |
---|---|
世界ランキング1位 | |
身長/体重 | 175cm/73kg |
プロ転向 | 2007年 |
現在、「世界ナンバーワンの男」。前年優勝者。
2009年に欧州男子ツアー「ドバイデザートクラシック」で初優勝を飾ると、翌2010年「クエイルホロー選手権」で米国男子ツアー初優勝。
さらに2011年の「全米オープン」では、記録ずくめとなる通算16アンダーの圧勝でメジャー初タイトルを獲得した。
そして2012年3月に初の世界ランクトップに上り詰めると、同年「全米プロ」でのメジャー2勝目を経て、2011年のルーク・ドナルドに続く欧米両ツアーでのダブル賞金王を戴冠。
7月の全英オープンを圧勝し3つ目のメジャーを獲った。
続くメジャー全米プロも制し、勢いはとどまる所を知らない。
2016年の『マスターズ』を制覇すれば、メジャーを全てを獲る『キャリアグランドスラム達成』となる。
ジョーダン・スピースJordan Spieth | |
---|---|
世界ランキング2位・2015マスターズ優勝 | |
身長/体重 | 185cm/84kg |
プロ転向 | 2012年 |
今年のメジャー初戦「マスターズ」で21歳のスピースが「記録づくめ」の優勝を果たした。
1997年にタイガー・ウッズが打ち立てたマスターズ史上最少スコア「18アンダー」に並ぶスコア。
マスターズ史上5人しかなしえていない、初日から一度も首位を譲らない「完全優勝」は39年ぶりの快挙。
そして、タイガー・ウッズの持つ最年少優勝記録21歳3ヶ月にあと5ヶ月と迫る史上2位の若さ、21歳8ヶ月での優勝。
どれも世界中にインパクトを与える記録であった。
その「若きスーパースター」ジョーダン・スピースは、マスターズ優勝で世界ランキングもマキロイに次ぐ「2位」に浮上、全米プロの成績次第では22歳にして「世界ナンバーワン」の座に就くことも可能だ。
フィル・ミケルソンPhil Mickelson | |
---|---|
世界ランキング21位・2015マスターズ2位 | |
身長/体重 | 191cm/91kg |
プロ転向 | 1992年 |
米国ツアー通算42勝、メジャー大会はマスターズ3勝を含む5勝。
左打ちの選手で、“ビッグ・レフティー”の愛称を持つ。
1992年にプロ転向後、メジャータイトルとは縁がなく無冠の帝王”と呼ばれていたが、2004年マスターズで初のメジャー制覇。
05年には全米プロゴルフ選手権も制した。13年は20度目の挑戦で苦手と言われていた全英オープンに勝利し、米国ツアー賞金ランキングも4位に入った。
2014年には生涯獲得賞金ランキングでタイガーに次ぐ2位の8000万ドル(およそ96億円)となり、文字通りアメリカを代表するスーパースターの一人である。
今年のマスターズでもジョーダンスピースを最後まで追い詰めるスーパープレーを連発し堂々の2位をマークした。
45歳となる今年も依然として持ち味の超攻撃的なゴルフを展開しておりツアーでも屈指の人気を誇っている。
この全米プロでも2005年に優勝しており、10年ぶりの全米プロ優勝を目指す戦いに挑む。
アダム・スコットAdam Scott | |
---|---|
世界ランキング11位 | |
身長/体重 | 183cm/82kg |
プロ転向 | 2000年 |
2013マスターズチャンピオン。豪州出身でコーチはブッチ・ハーモン。2005年は「ニッサンオープン」でプレーの末に優勝。
2006年は「ザ・ツアー選手権」、2011年には「WGCブリヂストンインビテーショナル」を制し、ビッグタイトルを着々と手中に。
そして2013年の「マスターズ」で待望のメジャー初タイトルを獲得。
オーストラリア人として初のグリーンジャケットをその身にまとった。
2016年からアンカリングが禁止されるのでおそらくマスターズを制した長尺パターを使用する最後のメジャーとなる。
長尺パター使用での「最後の」メジャー優勝者となるのか。
バッバ・ワトソンBubba Watson | |
---|---|
世界ランキング3位 | |
身長/体重 | 191cm/82kg |
プロ転向 | 2003年 |
2014年に2度目のマスターズ優勝を果たしたPGAツアーNo.1の飛ばし屋。ド派手なピンクのシャフトと独特のスイングのレフティー。
2010年「トラベラーズ選手権」ではプレーオフを制して念願の初優勝。
今大会と同じコース「ウィスリング・ストレイツ」で行われた「全米プロ」ではM.カイマーとのプレーオフで敗れるも、この結果により本人が最も志願していた同年のライダーカップ米国チーム入りを果たす。
2012年の「マスターズ」でメジャー初タイトルを手にし、喜びの涙に暮れた。
小田孔明Bubba Watson | |
---|---|
世界ランキング113位 | |
身長/体重 | 176cm/90kg |
プロ転向 | 2000年 |
プロ15年目の2014年は念願の賞金王に輝いた。
春先から着実に上位に入り、『関西オープン』では通算7勝目にして自身初となる逆転優勝を飾る。
『セガサミーカップ』では石川遼にプレーオフで敗れたが賞金ランクでは1位に。
秋になると藤田寛之がトップに立ったが、『ブリヂストンオープン』で藤田の猛追を交わしてシーズン2勝目を挙げ、その座を奪回。
そのまま押し切った。勝利数では藤田の3勝に及ばなかったが、決め手となったのは3位以内が7試合という高い安定度。
平均ストロークでも初めて1位となった。 初めてシード選手となったのはプロ8年目の29歳。未勝利ながら賞金ランク9位に躍進した。
ここから賞金ランク上位の常連となり、09年には初の1億円突破を達成。
同年は海外メジャーデビューも果たしている。
07年以降、バーディ率は常に上位。攻撃的なプレーが身上でもある。
また、08年には平均パットで1位に輝いている。日本ツアー8勝の実績を引っさげ世界のメジャーに挑む。
岩田寛Iwata Hiroshi | |
---|---|
世界ランキング100位 | |
身長/体重 | 177cm/74kg |
プロ転向 | 2004年 |
初優勝は時間の問題と言われながら足踏みを続けていた男が2014年についに壁を越えた。
08年にプレーオフで敗れていた『フジサンケイクラシック』で18番のバーディが決め手となって逆転勝ち。
プロ11年目でつかんだ栄冠だった。『ダンロップフェニックス』では最終日に63をマークして松山英樹を捕えプレーオフに持ち込む。
惜しくも敗れたが賞金王を狙える位置にまで浮上し、自己最高の賞金ランク4位でシーズンを終えた。
海外でも活躍。11月の『WGC-HSBCチャンピオンズ』で1打差3位。日本人初のWGC制覇にあと一歩まで迫った。
初優勝まで2位が3度、3位が5度。08年の『つるやオープン』で残り2ホールで2打リードしていながら連続ダブルボギーで3位に沈むなど、何度も苦杯を喫していた。
部門別では07年に平均パット、12年にはサンドセーブ率で1位に輝いている。
※世界ランキングは7月19日現在