TBS『WBA世界バンタム級タイトルマッチ』

見どころ

今年5月7日、3階級制覇王者・亀田興毅が、地元大阪で向かえたバンタム級の初防衛戦。
世界戦では自身初となるKO勝利で、見事初防衛に成功した興毅は、リング上で想いを語った。

「今日が亀田興毅･第二章の始まり。これからもっと長い、過酷な戦いが始まる。」

亀田興毅を待ち受ける新たな戦い・・・。
格闘技の聖地･日本武道館で行われる、WBA世界バンタム級タイトルマッチ。
興毅にとってはバンタム級王者として臨む、2度目の防衛戦となる。

相手はここまで23戦無敗。ボクシング大国･メキシコ期待のホープ、デビッド・デラモラ(23)
現在WBAバンタム級７位にランクし、去年の4月にはWBC FECARBOX(中央アメリカボクシング連盟)王者を奪取するなど、ここまで順調なステップアップを遂げてきた。
今回が初めてとなる世界挑戦に対しては、
「世界王者はボクシングを始めた頃からの俺の夢だ。亀田のベルトは俺がもらう。」と、
鼻息も荒い。

だが、迎え撃つ王者･亀田興毅も、ベルトを守り抜く為に更なる進化を遂げて挑戦者を迎え撃つ。
バンタム級に階級を上げて3戦目となる今回の試合に向け、新たな筋力トレーニングに着手。
亀田家特有のオリジナリティ溢れる練習メニューで、身体もひと回り大きく成長を遂げた。
「バンタム級で戦っていく為の身体が出来てきた。」と、
本人もその成果に手応えを感じている。

こうなると、肉体改造に成功した王者に期待するのは、2試合連続となる世界戦でのKO勝利。
バンタム級仕様でパワーアップした興毅が、新たな戦いの第一歩を派手なKO劇で飾ることが
出来るのか！？
この日、新たな亀田伝説の幕が上がる。

更に！31日には、もう一つの世界タイトルマッチが行われる。
それは、WBA世界フライ級4位清水智信が挑む、“WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ”
2008年7月、当時のWBC世界フライ級王者・内藤大助を最後の最後まで追い詰めた男。
この時には、8R終了時の公開採点では内藤を大きくリードしながらも、
痛恨の逆転KO負けを喫し、悔し涙を流した。
そんな清水が今回、本来の階級のフライ級より一つ上となるWBA世界スーパーフライ級王者、
ウーゴ・カサレスが持つベルト奪取へ挑む。
あの悔し涙から3年。待ち続けた清水に訪れた千載一遇のチャンス。
果たして清水はこのチャンスをいかし、悲願の世界王者へと上り詰めることが出来るのか？
「ボクシング人生の全てをかけて臨む」と意気込む清水の戦いぶりにも注目だ！