コンテンツへジャンプ

ここからコンテンツです

第58回別府大分毎日マラソン

選手紹介(男子)

★北京の屈辱を胸にベルリンを狙うスターたち!世界の扉を開くのは誰だ!


女子男子

箱根駅伝の生ける伝説 第2章へ!
◆佐藤悠基(さとう ゆうき) 22歳 東海大

(主な戦績)
[2001] 3000m日本中学新記録(当時)
[2004] 日本ジュニア選手権 5000m優勝、1万m日本高校新記録
[2005] 5000mジュニア日本新記録、日本インカレ 1万m優勝、ユニバーシアード1万m 4位
[2006] 箱根駅伝 3区区間新記録、日本インカレ 5000m2位(日本人1位)
[2007] 箱根駅伝 1区区間新記録 10月に北京五輪参加標準記録突破
[2008] 箱根駅伝 7区区間新記録(1年生からの3年連続区間新記録は史上3人目) 
[2009] 箱根駅伝 3区区間2位(13人を抜くも、竹澤に及ばず)
竹澤と常に大学ナンバー1を争ったランナーであり、4年間箱根の伝説を創った選手でもある。
中学時代から注目を集め、佐久長聖高校では数々のジュニア記録を更新。
その名を不動にしたのが「箱根駅伝」。東海大1年生で3区に登場するといきなりの区間新記録。2年生では1区を任され、足にアクシデントを起こしながら、2位に4分以上の差を付け、渡辺康幸の区間記録を更新。そして2008年、7区に登場すると、全区間の中でもっとも古かった記録(1993年武井現SB監督)を更新してみせた。 箱根での実績は竹澤を上回ってきたが、2007年からは度重なる太ももの痙攣クセに苦しみ、伸び悩む。トラックのタイムは差が無いものの、大阪世界陸上、北京オリンピックと竹澤に代表の座を奪われてきた。
そして臨んだ今年の箱根。4年連続の区間新記録と同じ3区で竹澤との頂上対決が期待されたが、チームが出遅れただけに直接対決は見られなかった。自らの記録を竹澤に更新された佐藤だが、13人抜きという意地を見せた。
4月からは日清食品に進む男子長距離界のスター。178cmの長身でもありイケメン。
学生最後のレースで最大のライバル竹澤との対決は注目!

日本が誇る トラック界の絶対王者!
◆松宮隆行(まつみや たかゆき)29歳 コニカミノルタ 

(主な戦績)
[2006] 日本選手権 5000m、10000m 優勝
[2007] 日本選手権 5000m、10000m 2年連続優勝
ロッテルダムマラソン 2位
大阪世界陸上 5000m出場(予選19位)
[2008] 日本選手権 5000m、10000m 3年連続優勝(史上初)
北京オリンピック 10000m 31位 5000m出場(予選敗退)
[2009] ニューイヤー駅伝 1区 2位
この3年連続で日本選手権2冠と日本のトラック界に君臨する王者が松宮隆行。
早くから双子の弟 祐行(ゆうこう)と共に注目された選手。コニカミノルタ酒井監督の下で着実に力を付けた。意外に世界を知ったのは遅く、2007年の世界陸上大阪から。以降活躍の場を主にトラックに移し、5000mで日本記録を更新、10000mでもランキング1位、さらには現在、世界陸上参加A標準記録を唯一記録している絶対王者である。
今年2月にはケニア合宿を行ない、マラソンを封印。無論ベルリンで、日本のエースとして世界に挑む!
北京オリンピックでは5000mで、左足の靴が脱げるアクシデントがあり、左足は裸足で走りぬいた。
『靴が脱げても脱げなくても今の実力がこういう結果なんで、今日からまた頑張って行きたい』(本人)
秋田出身の筈なのに、何故か兄弟揃って広島カープファン

メダリストの愛弟子 カミカゼランナー!
◆三津谷 祐(みつや ゆう)24歳 トヨタ自動車九州

(主な戦績)
[2005] 日本選手権 1万m優勝、ホクレンディスタンス1万m2位(A標準突破)
ヘルシンキ世界陸上1万m 19位
[2006] ニューイヤー駅伝後、負傷で走れず
[2007] 日本選手権 5000m 2位
大阪世界陸上 5000m 予選敗退
[2008] ニューイヤー駅伝 2区 24人抜き
バルセロナ五輪マラソン銀メダリスト森下広一の愛弟子。
切れ味鋭い国内随一のスピードを誇る。高校時代からその実力を買われており、森下に憧れてトヨタ自動車九州へ。創部間もないチームだったが、森下の元で実力をつけ、20歳で日本選手権初制覇。世界陸上の切符を手にしたかに見えたが、B記録しか破っていないため大森輝和の所属チームから抗議され、異例の再選考。再選考となったレースで見事A記録を突破。世界陸上へ出場している。
しかし怪我が多くガラスの足とまで言われる事も。07年には復活。5000mで自己記録&A標準記録を突破、日本選手権も5000mで2位に入り、2度目の世界陸上出場を果たし、2008年ニューイヤー駅伝では怒涛の29人抜きを見せるも、腿の故障もあって日本選手権は不振。悲願の五輪出場を逃す。
今年は都道府県対抗で佐藤悠基らを抑え区間賞と調子は上向き。3大会連続の世界陸上を狙う。
大森輝和は同郷の先輩(香川)で、公私共に仲が良い。A標準突破の時は大森が応援、最後は涙を流して抱き合っている。
かつての同僚ワンジルが北京五輪のマラソン金メダルに輝き、「サム(ワンジル)が今の僕の目標です。どうしたら近づけるかをいつも考えています」と本人。

日はまた昇る! トラックのスペシャリスト
◆大森輝和(おおもり てるかず) 29歳 四国電力

(主な戦績)
[2004] アテネ五輪標準記録突破挑戦記録会 1万m 27分43秒94(A標準突破)
[2005] 日本選手権 1万m 2位、ヘルシンキ世界陸上 1万m 22位
[2006] 日本選手権 1万m 2位、ドーハアジア大会 1万m 5位
[2007] 全日本実業団ハーフマラソン 2位、全国都道府県対抗駅伝 3区区間賞
日本長距離トラック界の第一人者。多くの国際大会の経験を持つ。
ただ日本選手権1万mの優勝が無いため、2004年にはアテネ五輪の代表を逃したり、05年にはあわやヘルシンキ五輪の出場権を逃しかけている。しかし実績は秀逸。国内屈指のトラックランナーである。
しかし高校卒業後中央大に進学するも、寮生活に馴染めずに中退。本来は終わってしまうところが、河野匡(現在陸連マラソン部長)が助け舟を出し、高知くろしお通信へ入社。これが大きな転機となった。
松浦忠明監督の指導で瞬く間に成長。トラックで華々しい成績を挙げる。
ところが再び彼を襲ったのがくろしお通信の廃部。そこで松浦監督と共に四国電力へ移籍。故郷四国を根拠にその後も活躍。三津谷、松宮隆(コニカミノルタ)、竹澤(早稲田大)らと、ベルリン出場を争う有力選手でもある。
三津谷は同郷の後輩。非常に可愛がっており、三津谷の記録は逐一チェック、常に励ましあう仲である。

国内最強のオフロードランナー
◆岩水嘉孝(いわみず よしたか) 29歳 富士通

(主な戦績)
[2001] 北京ユニバーシアード 3000m障害5位、エドモントン世界陸上3000m障害 予選敗退
[2002] 釜山アジア大会 3000m障害銀メダル
[2003] パリ世界陸上3000m障害 11位
[2004] アテネオリンピック 3000m障害予選敗退
[2005] 日本選手権3000m障害 5連覇達成(2001~2005)、ヘルシンキ世界陸上3000m障害 予選敗退
[2007] 世界クロカン12キロ 日本人1位(全体54位)、日本選手権 3000m障害 優勝
大阪世界陸上 3000m予選敗退
[2008] 日本選手権 3000m障害 2連覇
北京オリンピック 3000m障害予選敗退
日本障害走のスペシャリストで、第一人者。
日本選手権7回優勝、世界陸上4大会連続出場。パリでは23年ぶりの国際大会ファイナリストを果たし、アテネ、北京五輪連続出場と、数々の実績に彩られた選手でもある。 もとは順天堂大時代から3000m障害を練習「世界に通じる種目と感じたから」だという。一人での練習も厭わず、エアロビを取り入れるなど独自の練習法でハイレベルな走りを維持してきている。
2008年富士通に移籍、2009ニューイヤー駅伝は故障で欠場し、日本一の美酒は味わえなかった。
それだけに得意種目で5大会連続の世界陸上出場を賭けて、福岡クロカンから始動する。

孤高のマラソンエース/走る『マラソン修行僧』
◆佐藤敦之(さとう あつし) 30歳 中国電力

(主な戦績)
[2000] びわ湖毎日マラソン 4位(2:09:50 当時学生最高)
[2002] 日本選手権 10000m 2位、世界ハーフ 8位
[2003] パリ世界陸上 マラソン 10位
[2004] びわ湖毎日マラソン 4位 日本選手権 10000m 3位
[2007] 別大毎日マラソン 2位、福岡国際マラソン 3位(2時間7分13秒 日本歴代4位)
    世界ロードランニング ハーフマラソン 1:00:25(アジア新記録)
[2008] 北京オリンピック マラソン 76位(最下位)
[2009] 丸亀ハーフ 3位 (日本人トップ)
日本マラソン界のエースとも言われる存在。
学生時代(早稲田)から注目され、びわ湖で当時学生最高記録で10分台の壁を破った。それ故にその後の活躍を期待されたが、2003年のパリ世界陸上で日本代表になっただけ。伸び悩みも指摘されていた。
しかし2007年に入ると覚醒。別大で藤田(富士通)と死闘を繰り広げ、そこからトラックのタイムも伸ばして臨んだ五輪選考会の福岡で2時間7分台を記録。見事北京五輪の代表を掴んだ。
しかし北京では調整に失敗し、早々に先頭から脱落。参加選手中最下位の76位で完走という悔しさを味わった。
それ以降「何もやる気がおきなかった」佐藤だが、今年のニューイヤー駅伝から戦線復帰。丸亀ハーフでは日本人トップでフィニッシュし、復活を印象付けた。

マラソン王国 最終兵器!
◆伊達秀晃(だて ひであき)23歳 中国電力 

(主な戦績)
[2004] 日本インカレ 5000m 2位(日本人1位)
[2005] 日本インカレ 5000m 2年連続2位(日本人1位) 10000m 2位
ユニバーシアード 10000m 5位
[2007] 日本選手権 10000m 3位
[2009] ニューイヤー駅伝 4区 区間5位
箱根でならした東海大のエース。
地元大牟田高卒。東海大時代にはインカレで鳴らし、1年後輩の佐藤悠基と共に東海大全盛期を築き上げた。
上野(中央→SB)、松岡(順大→大塚製薬)、北村(日体大→日清)と共に「大学四天王」と言われ、特にトラックの成績はもっとも良かった選手。
卒業後にはマラソンの名門中国電力に進み、ルーキーながらロードで活躍。中国駅伝では区間賞を獲得し、ニューイヤー駅伝ではいきなりエース区間4区を任され、区間5位とまずまずの走りを見せたスーパールーキーでもある。
今後は岡本と共に中国電力の新時代の担い手として期待されている選手だ。
[その他 出場予定選手]
北村聡(日清食品)、佐藤秀和(トヨタ紡績)、中尾勇生(トヨタ紡績)、岡本直巳(中国電力)など
男子注目は『男子長距離陣 クロカンからリスタート』
北京で惨敗した日本長距離界、その打開のために今回は最強メンバーでベルリンに向けての再スタートを切る。まずはトラックで世界を目指す男たちはオールスターで登場!日本国内で無敵のトラックランナー松宮隆行が福岡に参戦。既に記録ではA標準を突破している松宮、北京で敗れ去った屈辱を晴らすべく、クロカンからベルリンを目指す。そして昨年はケガに泣いた日本のカミカゼ三津谷祐。世界を知る師匠、森下広一と共に二人三脚で世界に挑む。今年は駅伝などで好調をキープするだけに、クロカンでの松宮との対決は楽しみだ。さらにヘルシンキ世界陸上の代表、三津谷の同郷の先輩でもある大森もエントリー。3000m障害の第一人者岩水など、ベルリンの世界陸上で主役となりうる選手が続々登場するだけに目が離せない。
そんな日本最強のランナーに挑むのが、学生界の至宝たち。まず昨年もレースを引っ張った学生最強ランナー佐藤悠基。箱根最強の男が学生最後の締めくくりで臨む福岡。ケガに泣いた一年、クロカンから新たな1年をスタート出来るか。当然ベルリン世界陸上も視野に入れているだけに注目だ。
さらには最強マラソン王国がクロカンに来襲する!
そしてなにより北京マラソンの代表、走る『修行僧』佐藤敦之が福岡へ登場。北京で悔しさを味わったマラソンのエース、クロカンから再び世界へのロードをスタートする。さらにはスーパールーキー伊達秀晃、名将坂口泰監督も認める次代のエース岡本直巳も参戦。福岡を中電ブルーが席巻するかも・・・。
VTRは松宮、三津谷、佐藤敦、佐藤悠を準備予定。男子はレースが長いので、VTRを挟みながら飽きさせない展開を狙って行きたい。