西田尚美さん(前原八重子役)のコメント

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『赤い指』への出演依頼があったときのご感想をお聞かせ下さい。
日曜劇場『新参者』を見ていたので、うれしいオファーでした!どんな役柄をいただけたのか、ワクワクしながら台本を読ませていただきました。
台本を読んで、お感じになったことをお聞かせください。
「家族のあり方」について、とても考えさせられました。家族が殺人を犯してしまったことをきっかけに、急速に結束していく前原家の姿が、なんだか本当に物悲しくて…。原作も気になったので、『衣装合わせ』のあとに読ませていただきました。
『前原八重子』という人物を、どんな女性だと捉えて、どんなことに心掛けて演じていらっしゃるのでしょうか?
八重子のとった行動を見て、「息子と自分のことしか愛していない女性なのかな」と感じました。我が家で起こった殺人事件を隠すことに必死で、とにかく自分に都合の良いように物事を考えるばかりで…。
「息子を守りたい!」という気持ちはわかりますが、変な正義感に縛られて、それを正しいと思い込んでいる女性だなと思いました。主人である昭夫さんのことも、全く異性として見ていないですし、結婚生活も破綻しているように思います。
演じた中で、『印象的だったシーン』や、『印象的な撮影中のエピソード』などがあれば、お聞かせください。
八重子が、息子をかばって「わたしが自首する」と言い出すシーンがあるのですが、このシーンには彼女の性格がよく表れているなと思いました。八重子は本当に『自分』と『息子』のことしか考えられないようで、夫に対する物言いなどもすごく身勝手なんですね。夫をけしかけて”事件の隠蔽工作”を行わせるのですが、さまざまな理由で加賀刑事に本当のことがバレそうになると、「何やってんのよ!」と怒鳴るわ、「何なのよ、アンタは!」と罵倒するわ…。八重子のセリフは共感できないものばかりで、いつも口にするときに笑ってしまって大変でした。
昭夫役の杉本哲太さんには、芝居上のこととはいえ、「虐げてしまってごめんなさい」という思いでいっぱいです。
視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。
新春からこのドラマを目にした人は、人に優しくできるのではないでしょうか。是非、ご覧ください!!

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