祝★出演!江藤愛アナが語る『新参者』名場面プレイバック&『赤い指』みどころ

『赤い指』への出演が決定している江藤アナによる、全5回のコラム

私が選ぶ、「特に好きな(印象的だった)エピソード」

こんばんは、TBSアナウンサー・江藤愛です。
残念ながら、今日で『新参者』の再放送も終わってしまいましたが…ついにラストで真犯人が判明し、ご覧いただいたみなさんはスッキリとした気持ちでお過ごしになっていらっしゃるのではないでしょうか(笑)。1話ごとに新たな事件が描かれ、犯人が逮捕されるというつくりのドラマも多い中、たったひとつの事件しか起こっていないのに「ぜんぜん飽きずに見続けられるドラマ」って珍しいですよね。毎回、豪華ゲストが登場していて、1話1話にスペシャル感が漂っていて…私も本当に毎週ワクワクさせられました。

さて今回は、私・江藤が『新参者』全10話の中で「特に好きだった(印象的だった)エピソード」をいくつか挙げさせていただこうと思います。機会があったらいつか、視聴者のみなさんのお気に入りのエピソードもお伺いしてみたいです!

まずひとつめは、やはり第1話の『煎餅屋の娘』。市原悦子さん、「いつも煎餅を焼いているんじゃないか」というぐらい、背中が物語っていましたよね。“煎餅屋の娘”役の杏ちゃんのチャキチャキした感じもすごく可愛らしかったなぁ。香川照之さんのあやしげで巧みな演技も、すごく印象的で…。原作を読んでいるのに、「絶対に田倉慎一(香川さん)が犯人だ!」って思わされてしまいましたもん(笑)。1話で完結してもおかしくないぐらいのボリュームがあって、さすが第1話に相応しい豪華さがありましたよね。ちなみに、あのお煎餅屋さんも、実際にそこで営業していらっしゃるお店をお借りして撮影しているんですよ。

ふたつめは、第3話の『瀬戸物屋の娘』。このお話、原作の中でも一番印象的なエピソードだったのですが、キティちゃん好きなお嫁さんとお姑さん、そしてちょっと頼りないダンナさんの姿がとってもリアルで…(笑)。きっと結婚したら、こういうことってあるんだろうなぁと想像できるものがありましたし、お嫁さんの年齢設定も若くて自分と近いからか、なんだか親近感を覚えるエピソードだったんですよね。口もきかないお嫁さんと姑さんの関係が描かれているのですが、実は2人がお互いのことを思いあっているということが明らかになった時、すごく温かい気持ちになれました。

そして、最後に選ばせていただくのは、第5話の『洋菓子屋の店員』です。もちろん、『新参者』ファンとしては、どの回も捨てがたいのですが…道を使ったトリックが新鮮で奥深くて、驚きがあったので選んでみました。でも、この妊婦さんのエピソードも、「人形町に水天宮があるから」こそ成立するお話ですし、描写が非常に正確で細かいんですよね。
水天宮といえば、安産祈願などのご利益で知られる場所ですが、私も以前、知人にお守りを買って渡したところ、大変喜ばれたことがあります。もうすぐお正月ですから、お参りに行かれる方も多いかと思いますが、その際にはついでにぜひ『新参者』のロケ地も巡ってみてはいかがでしょうか?

江藤 愛 プロフィール
1985年11月14日生まれ。大分県日田市出身。2009年入社のTBSアナウンサー。
現在担当している番組は、『はなまるマーケット(とくまるコーナー・月〜金)』『おもろゲ動画SHOW』ほか。
以前から、『新参者』ファンを公言しており、新春特別ドラマ『赤い指』の原作もすでに読破している。

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