ヒストリー

名シーンで知る世界陸上

第1回〜第10回
第11回

2007 大阪大会

日本を救った「お家芸」

16年ぶりの日本開催。有力選手が力を発揮できない中、日本を救ったのが男子4×100mリレー。予選・決勝ともにアジア記録を樹立し5位入賞。翌年の北京五輪でのメダルに繋がった。女子マラソンでは、大阪の猛暑を味方に土佐礼子が驚異の粘り。今大会唯一の銅メダルを獲得した。

【伝説の日本新】男子4×100mリレー史上初のメダルを目指して【世界陸上大阪2007】
【世界陸上大阪2007/男子100m決勝】アメリカ史上最速の男・タイソンゲイ vs 当時世界記録9秒77の超人・アサファパウエル
【逆転の嵐】男子走幅跳・真夏の大阪で大激戦!【世界陸上大阪2007】
若きボルト、大阪でゲイに敗れる【世界陸上大阪2007/男子200m決勝】
第12回

2009 ベルリン大会

人類最速ボルト、衝撃の世界新

前年の北京五輪で100m9秒69、200m19秒30という世界新を連発し、世界中を驚かせたU.ボルト。その記録を9秒58、19秒19まで伸ばしたのがこの大会。全人類の度肝を抜いた記録は、いまだに破られていない。東京2025でボルトをとらえる男は現れるか。

【世界最速】人類がまた進化した!ウサインボルト9秒58【世界陸上ベルリン2009】
【ウサイン・ボルト】男子200m世界記録【世界陸上ベルリン2009】
【激アツ】女子走高跳・ベルリンで繰り広げられた名勝負!【 世界陸上ベルリン2009】
【ボルト】強すぎる!!全盛期のボルトが世界陸上の予選を走ったらこうなった!【世界陸上2009ベルリン】
第13回

2011 テグ大会

鉄人室伏、大会史上最年長V達成

男子ハンマー投"世界の鉄人"室伏広治が、36歳と325日で圧巻の金メダル。それまでの年長記録を17日更新し、世界から賞賛を受けた。"人類最速"U.ボルトは100m決勝でまさかのフライング。この大会から"フライング=一発失格"の新ルールが適用。世界を騒然とさせた。

【室伏広治】 史上初の金メダル【2011年世界陸上テグ大会】
世代も、人種も、適正距離も関係ない。最強は俺だ【世界陸上テグ2011/男子5000m決勝】
【こんなことが起きてしまいました…】世界最速ボルト まさかのフライング…【世界陸上テグ2011】
【なんか来た】8台目までは横一線 → 残り50mで放送席騒然【世界陸上テグ2011/男子400mH決勝】
第14回

2013 モスクワ大会

男女6冠ジャマイカ旋風

男子ではU.ボルトが、女子ではS-A.フレイザープライスがそれぞれ短距離3冠(100m、200m、4×100mリレー)という大偉業を成し遂げた。女子棒高跳では地元ロシアのY.イシンバエワが3大会ぶりとなる涙の金メダル。日本勢は福士加代子が女子マラソンで銅メダルに輝いた。

最強王者ファラーに🇯🇵大迫・宇賀地・佐藤が挑む!【世界陸上モスクワ2013/男子10000m決勝】
【世はまさにジャマイカ大旋風時代】 ウサイン・ボルト // シェリーアン・フレイザープライス「揃って短距離3冠」【世界陸上モスクワ2013】
【福士加代子】女子マラソン 銅メダル!!!【世界陸上2013モスクワ】
王者ファラーが史上2人目の5000m連覇へ挑む!【世界陸上モスクワ2013】
第15回

2015 北京大会

ボルト&ファラー黄金時代

前回に続き、U.ボルトは3冠の偉業を達成。200mは4連覇。またボルトと並び、長距離で一時代を築いたM.ファラーも5000mと10000mで連続2冠を遂げた。日本勢では男子50km競歩の谷井孝行が競歩界初の銅メダル。またサニブラウンが16歳で世陸デビューを果たした。

【この先何も考えていない走り】マイルリレーとは思えない爆走【世界陸上北京2015/男子4×400mリレー決勝】
【男子100m決勝】ボルトVSガトリンVSゲイVSパウエルVS蘇炳添【世界陸上2015北京】
U.ボルト氏、スタート直後につまずいてしまう → 結果がこちら【世界陸上北京2015/男子100m準決勝】
【アリソン・フェリックス】世界陸上アナザーヒーロー アリソンを支えた兄【世界陸上北京2015/女子400m決勝】
第16回

2017 ロンドン大会

人類最速の男、衝撃のラスト

引退を表明し臨んだU.ボルト。100mで銅に終わり、4×100mリレーでリベンジを誓うも、アンカーでバトンを受けると足を痛めて転倒。そのままレースを終えた。一方リレー侍は3着に入り、世陸初の銅メダル。また女王アリソン・フェリックスは金2個銅1個を獲得。メダル数を歴代最多とした。

【多田修平】世界最速の男・ボルトの隣で世陸デビュー
【ウサイン・ボルト】衝撃のラストラン【世界陸上ロンドン2017/男子4×100mリレー決勝】
【誰かアイツを止めろ】五輪&世陸9連勝中ファラー 世界陸上ロンドン男子10000m決勝
【世界記録保持者】バンニーキルク 世陸連覇に挑む【世界陸上ロンドン2017/男子400m決勝】
第17回

2019 ドーハ大会

スプリント王国アメリ力復活の兆し

ボルト引退後、男子短距離界はアメリ力勢が存在感。100mはC.コールマンと37歳J.ガトリンが金、銀。200mは21歳N.ライルズ が初の世界一に輝いた。女子は、ママになって帰ってきたS-A.フレイザープライス(ジャマイカ)が史上最多4度目の100m制覇。2歳の息子とのウイニングランで最高の笑顔を見せた。またS.ハッサン(オランダ)は、1500mと10000mという異例の2冠を達成。新時代の到来を告げた。

日本競歩勢&リレー侍が快挙

日中40°Cを超える猛暑を理由に、大会史上初めて深夜開催となったロード種目だが、灼熱のドーハで日本勢はむしろ躍動。女子マラソンで谷本観月が7位入賞を果たすと、男子競歩では20km山西利和と50km鈴木雄介が金メダルという史上初のダブル快挙を達成した。また男子4 x 100mリレーは、1走多田修平・2走白石黄良々・3走桐生祥秀・4走サニブラウンのオーダーでアジア記録を樹立。見事2大会連続の銅メダルを獲得した。

【リレー侍】男子4×100mリレー 日本記録で銅メダル!【世界陸上ドーハ】
「バーシムでさえ、連覇はならないのか⁉」【世界陸上ドーハ/男子走高跳】
【絶対に最後まで見てほしい】究極の4つ巴!結末は意外な形で訪れた・・・【世界陸上ドーハ2019/女子走高跳】
【忙しい人のための】15分でわかる世界陸上ドーハ【公式】
「こんな1500mは観たことがありません!!」世紀の大逃げで勝負に出たチェルイヨト【世界陸上ドーハ2019/男子1500m決勝】
第18回

2022 オレゴン大会

3つの世界新、進化続ける海外勢

陸上王国アメリカ初開催に相応しく、女子400mハードルS.マクローフリン(アメリカ)、女子100mハードルT.アムサン(ナイジェリア)、男子棒高跳A.デュプランティス(スウェーデン)によって3つの世界新が誕生。また男子200mでN.ライルズ(アメリカ)がボルトの世界記録まで0秒12、女子200mでS.ジャクソン(ジャマイカ)がジョイナーの世界記録まで0秒11と迫り、不滅の記録の更新がいよいよ現実味を帯びた。

日本勢も快挙、 競歩&サニブラウン&北口

海外勢が進化を続ける中、日本勢の躍進も目立った。男子20km競歩では山西利和が連覇。銀の池田向希と合わせてワンツーフィニッシュを飾ると、新採用の35kmでも川野将虎が銀メダルを獲得した。また男子100mではサニブラウン A ハキームが日本勢悲願の決勝進出、7位入賞を果たした。そして女子やり投では、北口榛花が五輪含めて日本初となる銅メダルを獲得。最終6投目での逆転劇は、日本に感動と興奮をもたらした。

【マイルリレー時代到来】19年ぶりの決勝で日本新&アジア新記録!!【世界陸上オレゴン 男子4×400mリレー決勝】
【異次元19秒31!!!】超人ライルズが世界歴代3位で連覇達成!【世界陸上オレゴン 男子200m決勝】
【ノーカット】田中希実 日本初の個人3種目を完走【世界陸上オレゴン 女子5000m決勝】
【歴史的快挙】北口榛花 日本勢史上初の銅メダル!【世界陸上オレゴン 女子やり投 決勝】初出場で決勝に進んだ武本紗栄 11位
第19回

2023 ブダペスト大会

「3冠」ライルズ &「ニューヒロイン」ボル

記録もさることながら、記憶に残る結果となった今大会。N.ライルズ(アメリカ)は、ボルト以来の短距離3冠を達成。アンカーを務めたリレーのフィニッシュでは指を3本立てて偉業をアピールした。しかし、それ以上にインパクトを残したのがF.ボル(オランダ)。大会初日の混合4×400mリレーでアンカーを走り、金メダルへ残り5mまで迫りながらまさかの転倒。無念の失格に頭を抱えた。だが、そこから立ち直ったボルは、本職の女子400mハードルで金メダルを獲得。その後、大会最終日最終種目の女子4×400mリレーに挑み、再びアンカーを激走。バトンをもらった時点では3位と厳しい状況だったが、最後の直線で一気に追い込むと、初日に転倒した「残り5m」の地点で奇跡の大逆転。見事に金メダルを獲得した。レース後、今度は嬉しさのあまり頭を抱えるボルの姿があった。

パリ、そして東京へ、史上最強ジャパン躍動

女子としてマラソン以外では初めてとなる世界陸上の金メダルを、オレゴンと同じ最終6投目の大逆転劇で、ついに北口榛花がつかんだ。涙ながらに「今日だけは、世界で1番幸せです」と答えたインタビューとともに、日本人の心に深く刻まれた瞬間となった。またサニブラウン A ハキームは2大会連続の100m決勝を着順で確定。田中希実は5000mの日本記録を15秒近く更新。三浦龍司が3000m障害でメダルまで1秒72の走りを見せれば、泉谷駿介は110mハードルで日本初となる決勝&5位入賞を果たした。他にも、競歩では男子35kmの川野将虎の2大会連続メダルに加え入賞2つ。女子10000mの廣中璃梨佳、男子走高跳の赤松諒一、さらには新生リレー侍も入賞を見せ、過去最多11の入賞(内メダル2個)が記録された。世界との差が確実に縮まっていることを、知らしめる大会となった。

【歓喜の金メダル】北口榛花、夢の世界一を決めた大逆転のビッグスロー【世界陸上ブダペスト/女子やり投決勝】ハイライト
【特大の日本新!!!】田中希実、 従来の日本記録を14秒以上も更新!!!【世界陸上ブダペスト/女子5000m予選2組】ハイライト
【新生リレー侍】日本歴代4位37.71!決勝進出「坂井▶︎栁田▶︎小池▶︎サニブラウン」【世界陸上ブダペスト/男子4×100mリレー予選1組】ハイライト
【なんというドラマ】大会初日、残り5mに泣いたボルが残り5mで大逆転!オランダ奇跡の初優勝!【世界陸上ブダペスト最終種目/女子4×400mリレー決勝】ハイライト
【最強対決】ジャマイカ vs アメリカ【世界陸上ブダペスト/女子4×100mリレー決勝】ハイライト

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